会社を辞めるという選択肢|身体や家庭を壊される前に必ず読んで

2019年9月21日

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この記事を書いた人

ベンゾー

SEとして残業100時間超の中働き、20代後半で退職。その後、社会保険労務士事務所へ転職し「労務のプロ」と名乗る / 友人知人をうつ病へ追いやったブラック企業が嫌い / 労務のプロ目線でブラック企業からの脱出方法を発信中 / 退職代行利用経験1回 / 会社を労基に訴え経験2回/ 転職経験3回 / 息子のおしりを触るのが好き「プロフィールはこちら

会社を辞めるという選択肢|身体や家庭を壊される前に必ず読んで

お疲れ様です。SEから労務のプロ(社会保険労務事務所職員)へ転職したベンゾー(@zangyoujigoku)です。

今回は「会社を辞めるという選択肢」について書いてみます。

この記事では

  • 朝、起きるのが辛い
  • 通勤中も辛い
  • 明らかに体調が崩れてきている
  • 仕事のプレッシャーに耐えられない
  • 1日中仕事のことが頭から離れない

という状況の方向けに、「ブラック企業を辞めるときのポイント」を書いています。

 

終わらない残業や耐えがたいパワハラを受けていると、「なんで給料を貰うことってこんなに辛いことなんだろう」と思ったことがあります。

大事な予定を潰してまで休日出勤をしていると、「なんのために働いているんだろう」と思ったことがあります。

 

月に100時間を軽く超えるような残業をしていたとき、「いつかこの環境が変わってくれるはず」と思っていましたが、変わることはありませんでした。

こんな環境で働いていると、自分の身体や、家庭が壊されてしまいます。そして壊れてしまったあなたは会社にとっては「不必要な人材」として扱われます。

そんな職場でいつまでも働いていて良いのでしょうか?

 

僕の場合は「だったら違う環境で働けばいいんだ」と考え、退職と転職を決意しました。

今は残業のほとんどない環境で働けています。それに前職では絶対に身につかないスキルも得られました。

この記事では僕の実体験も踏まえて「会社を辞めるという選択肢」について書いていきます。

どうか身体や家庭が壊れる前に「退職」という選択をしてください。壊されてからでは遅いんです。

 

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うつ病になる前に退職するべき4つの理由

ブラック企業で働いた結果うつ病になってしまったという人をよく見ます。僕が以前勤めていた会社でも年に1人はうつ病になっていました。

僕個人としては、うつ病になってしまってから退職するんじゃ遅いと思っています。それはうつ病にかかってしまってからじゃ遅いリスクがあるからです。

うつ病のリスクについて、以下でざっくりと解説していきます。より詳しい解説を見たい場合は「仕事でうつ病になるくらいなら退職して!4つのリスクを解説」をご覧ください。

 

リスク1|再発しやすい

うつ病になってしまった人でよくあるのが「再発」です。うつ病にかかって復職と休職を繰り返している人を何人も見てきました。

僕の友人もうつ病にかかってからは、復職と休職を繰り返していました。

 

リスク2|住宅ローンの審査が通りにくい

住宅ローンを組む際には「団体信用生命保険」という保険に加入することがあります。しかしこの保険はすでに重病にかかっている場合には入れないことがあるんですね。

そのため、住宅ローンによっては「団体信用生命保険に加入できない」=「住宅ローンを組めない」という結果になりえます。

実際、僕が住宅ローンを組んだ時に加入した団体信用生命保険は、重病にかかっている場合は加入できないものでした。

 

リスク3|薬を飲み続ける生活になる

うつ病の治療では薬を使うことがあるようです。

僕の同僚(女性)は新婚早々に仕事が原因でうつ病にかかってしまいました。当時の残業時間は200時間ほどだったと思います。その後、薬の服用と退職によってうつ病は治っておりましたが、何年もかけての治療だったようです。

ちなみに薬の服用期間中、お子さんを産むことができなかったようです。

 

リスク4|休職中も社会保険料が引かれ続ける

仕事を休んでいる間、たいていの企業では給料が出ないことになります。しかし、その間も社会保険料(健康保険や厚生年金)はかかり続けています。

社会保険料は普段の給料の金額によって変わりますが、一般的な方なら3万円ほど引かれています。給料が無くなった後も保険料はかかり続けるので、生活はより困難になります。

※一応、社会保険から普段の給料の7割ほどは貰えますが、生活が困難になることに変わりありませんね。

 

今すぐ辞めるべき職場で考える1番大事なこと

前項では「うつ病になった場合のリスク」について解説しました。
そんなうつ病にかかってしまうかもしれないブラック企業は今すぐ辞めるべきです。

ここで注意したいのが「退職の伝え方」です。

「退職 伝え方」とかでググると

  • 上司の都合を考えるべき
  • 会社の都合を考えるべき
  • 飛ぶ鳥跡を濁さないように
  • 感謝の気持ちを述べてから退職を切り出す

という結果が出てきますが、こんなのは「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな人向けの話です。

うつ病にかかるかもしれないようなブラック企業に務めているあなたは今すぐ辞めるべきです。

したがって、上司の都合も会社の都合も一切考えなくて良いです。1番大事なことは「今すぐ辞めること」です。

今すぐ辞めるための退職の伝え方は「劣悪な環境の職場での退職の伝え方|1番大事なことは何?」で解説しています。

  • 「もうマジで限界」
  • 「これ以上働いたら死んでしまう」
  • 「辛い辛い辛い辛い辛い辛い」

という方は必ずご覧ください。

 

退職は2週間前に伝えればOK?

退職を切り出すのに何ヶ月前に言うのが良いのでしょうか?色んな意見がありますが、僕が出した結論は

  • どうしても今すぐ辞めたいなら「2週間前」
  • 法的に妥当なところなら「1ヶ月前」
  • 揉めたくないなら「就業規則の通り」

この3パターンとなりました。

就業規則の定めがあったり、民法の定めがあったりと難しいところですが、実際に労働基準監督署の方の意見を参考に出した結論です。

この結論に至った理由は「退職は何ヶ月前に切り出すべき?今すぐ辞めたい人向け」で解説しています。

退職を考えている方は一度参考にした上で、切り出すタイミングを決めてみてください。

 

退職を伝えるタイミング別のメリットとデメリット

前項では何ヶ月前に退職を切り出すべきかという話をしました。

ここでは、どんなタイミングで退職を切り出したときに、どんなメリットとデメリットがあるのかを解説します。

例えば「転職先が決まってから」という方もいれば、ブラック企業にいる方なら「辞めたいと思ったとき」という方もいます。あるいは「仕事がひと段落ついてから」という方もいますよね。

それぞれ色んなメリットやデメリットがあるんです。そこで退職経験もあり労務のプロである僕の目線で考えたメリットデメリットを解説していきます。

以下ではざっくりと解説していますが、より詳しく知りたいという方は「いつ言うべき?|退職を伝えるタイミング別のメリットデメリット」をご覧ください。

 

「転職先が決まったとき」に伝えるメリットとデメリット

メリット

  • 引き留めされにくい
  • 無職期間を無くせる
  • 気持ちに余裕ができる

 

デメリット

  • 退社時期と入社時期の調整が必要
  • 有給消化ができないことも

転職先が決まっている場合、引き留めに合うことは少ないです。もはや引き留めても止まらない可能性が高すぎるので、会社側も無駄な努力はしないといった感じですね。

僕が退職したときも転職先が決まるまでは引き留めがありましたが、決まった後はすんなり受け入れられました。

 

また、退社時期と入社時期の調整さえできれば無職期間を無くすことができます。ただし、調整がうまくいかなければ有給消化をすることができないこともあります。

 

「辞めたいと思ったとき」に伝えるメリットとデメリット

メリット

  • 辞めたい職場にいる時間を減らせる
  • 決意が鈍らない内に行動できる

 

デメリット

  • 無職期間ができるかもしれない
  • 引き留められやすい

辞める会社でしか使えないノウハウをいくら磨いていても無意味ですよね。そんな無駄な時間を減らすことができるというメリットがあります。

ただ、衝動的に辞めたいと思っての退職は引き留めにあうことが多いです。

 

「仕事がひと段落したとき」に伝えるメリットとデメリット

メリット

  • 引き継ぎが楽
  • 気持ち的に楽

 

デメリット

  • ずるずると先延ばしになりがち
  • 辞めたい仕事をする期間が長くなる

複雑な仕事の最中に辞めるよりも、ひと段落ついて落ち着いたときに辞めた方が引き継ぐ内容が少なくて楽ですね。それに退職することの後ろめたさも少なくなります。

ただ、ちゃんと退職を切り出せられる人でないと、なかなか言い出せない。なんてこともあります。ズルズルいってしまわないように、区切りを付ける必要もありますね。

 

どうしても退職を言い出せない人の奥の手|退職代行

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ベンゾー

身体や家庭を壊されてしまう前に退職をしましょう

とは言ってもやっぱり退職を言い出せない人もいますよね。というか退職を簡単に言える人ってなかなかいないと思いますけど。

そんな方に向けて最近話題になっているのが「退職代行」です。

 

実際に僕も使ってみました。

社会保険労務士事務所で働いている僕でも参考になるようなノウハウを教えてもらい、有給休暇をすべて消化した上で一度も会社の人と対面せずに退職できました。

退職代行を使うと、退職時にありがちな「退職日まで嫌がらせ」「退職日の延期」「有給を消化できずに退職」を避けることができます。ややこしい退職時の手続きなんかも退職のプロが教えてくれるので、かなり気が楽になりました。

業者によりますが、安い所だと3万円程度で全部代行してくれます。

 

「退職代行ってなんか怪しいサービスなんじゃないの?」「違法行為じゃなかったっけ?」という認識の方もいると思います。

退職代行に興味がある人(というか、そうでもしないと辞められない人)は是非「退職代行とは?実際に使った僕が、よくある疑問4点を解説」をご覧ください。

身体や家庭を壊されてからでは手遅れになります。

 

退職時に有給消化をする方法|ポイントは郵送

退職をするときに残っている有給を全部使うことを「有給消化」と言います。

ホワイト企業だと有給消化することを促してくれるという話も聞きます。しかしブラック企業は当然ながら中小企業ではなかなか有給消化をさせてくれないところもあります。

 

普通に交渉をして有給消化できる会社なら良いですが、交渉をした上で断られるというのは法律的にもアウトです。そんな場合にムリヤリ有給消化をする方法があります。

それは退職届と有給の申請書をセットで郵送することです。郵送するというところがポイントです。

 

郵送する場合は念のため「レターパックプラス」で送る方が良いです。

レターパックプラスとは・・・

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ベンゾー

レターパックプラスは、普通の郵便と違って「対面」で直接手渡ししてくれる上に、受領印や署名も書いて貰えます。これなら「受け取っていない」とは言えなくなります。
送るときはポストに投函でOKなので、わざわざ郵便局へ行かなくても大丈夫!

郵便局へ行かなくても、コチラで購入してポストに投函でOKです!

 

これで有給扱いにしてもらえない場合は労働基準監督署へ行けば解決します。ただ、間違いなく会社と揉めることになります。

会社と揉めてでも有給消化をしたいという方は「どんな会社でも有給消化できる方法|退職前に必読」をご覧ください。より詳細に解説をしています。

ちなみに僕は会社と揉めましたが、後悔はしていません。

 

無職になっても国からお金を貰える制度|失業手当

退職から次の就職までに空白期間ができた場合、一時的に収入が0円になってしまいますよね。そんな場合に国からお金を貰える制度があるってご存知でしたか?

雇用保険の「基本手当」と言う制度で、一般的には「失業保険」とか「失業手当」とも言われています。

貰える金額をざっくり言うと「給料1ヶ月分の50~80%を3ヶ月から1年分」です。ただし貰うためにはいくつか条件があるんで、全員が貰えるわけではありません。

この「基本手当」という制度ですが、実は退職後できるだけ早く申請をした方が良いんですよね。あんまりのんびりしていると、本来貰えたはずのお金を貰えなくなる場合があるんです。

 

貰える金額、条件、早く申請した方が良い理由については「失業保険|転職先を決める前に退職しちゃった人が読むべきお金の話」をご覧ください。なるべくわかりやすいように解説をしています。

ちなみにブラック企業でよくある「長時間労働」をしていた人だと、ちょっと有利になれる方法もあります。

 

まとめ|会社を辞めるという選択肢

  • うつ病になってから辞めるのでは「遅い」
  • ブラック企業を辞めるとき、「会社に気を使う必要なし」
  • 今すぐ退職したい場合は「2週間前」に言えばOK
  • 退職を伝えるタイミングには「それぞれメリットがある」
  • どうしても退職を言い出せない場合は「退職代行」
  • 退職時に有給休暇を全部使うポイントは「郵送」
  • 無職になっても「国からお金が貰える制度」がある

ブラック企業に身体や家庭を壊される前に必ず退職するようにしてください。そのために押さえておきたいポイントをまとめてみました。

冒頭でも言いましたが「壊されてから」じゃ遅いんです。絶対に壊される前に退職をしてください。

 

この記事をご覧になって少しでも退職ついて前向きになった方がいれば幸いです。

繰り返しになりますが「もう限界」という状態の方は「劣悪な環境の職場での退職の伝え方|1番大事なことは何?」を読んで退職の伝え方を知ってください。

 

何ヶ月前に伝えるのが良いのか悩んでいる方は「退職は何ヶ月前に切り出すべき?今すぐ辞めたい人向け」を読んでタイミングを決めてください。

合わせて「いつ言うべき?|退職を伝えるタイミング別のメリットデメリット」も読んでいただければ、退職を伝えるタイミング別のメリットやデメリットを参考にできます。

 

色々悩んだ結果、退職を伝えるのが本当に辛い。どんな嫌がらせを受けるかわからない。という方は奥の手として「退職代行」を使ってください。

退職代行がどんなサービスなのかは「退職代行とは?実際に使った僕が、よくある疑問4点を解説」で解説しています。使ったことのある身としては、とにかく気持ちが楽になるサービスでした。

 

「どうせ退職するんだったら有給休暇を全部消化してやれ」という方は「どんな会社でも有給消化できる方法|退職前に必読」をご覧ください。会社と揉めることになりますが、強制的に有給休暇を使えるようになる方法が書いてあります。

 

「会社を辞めた後のお金が心配・・・」という方は失業保険の制度を学んでみてください。「失業保険|転職先を決める前に退職しちゃった人が読むべきお金の話」で簡単な仕組みの解説をしています。

この記事を書いた人

ベンゾー

SEとして残業100時間超の中働き、20代後半で退職。その後、社会保険労務士事務所へ転職し「労務のプロ」と名乗る / 友人知人をうつ病へ追いやったブラック企業が嫌い / 労務のプロ目線でブラック企業からの脱出方法を発信中 / 退職代行利用経験1回 / 会社を労基に訴え経験2回/ 転職経験3回 / 息子のおしりを触るのが好き「プロフィールはこちら

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