【新卒でも可】ブラック企業を生き抜く方法を紹介【実体験ベース】

2020年5月29日

この記事を書いた人

ベンゾー@元SEの社会保険労務士事務所職員

友人・知人がブラック企業でうつ病になったことを後悔 / 労働問題の専門家としてブラック企業からの脱出方法を発信中 /1番オススメの退職代行を調べるために、実際に職場を退職して確認 /月に10回以上、LINE@やTwitterで仕事の無料相談を受けています/ ブログのコンセプトは「ブラック企業で悩む人を法的に守る」「プロフィールはこちら

【新卒でも可】ブラック企業を生き抜く方法を紹介【実体験ベース】

お疲れ様です。元ブラック企業社員のベンゾー(@zangyoujigoku)です。

この記事では「新卒数年目の社員でもできるブラック企業で生き抜く方法」について紹介します。

 

この記事を読んで貰いたいのは以下の方

  • 仕事がしんどい
  • 仕事内容や会社に不満がある
  • なんとか改善して快適に働きたい

 

この記事でわかるのは以下のこと

  • パワハラ上司と上手く付き合う方法
  • 残業を大幅に減らす方法
  • 用途不明な仕事を避ける方法
注意

この記事は「ブラック企業でも働き続ける方」向けです。

「辞めようか迷っている方」は「就職失敗した人こそやるべき。ブラック企業で考えること」をご覧ください。

 

まず最初にブラック企業に勤めていながら、なんとか生き抜こうと努力するのは素晴らしいことです。

普通ならそんな努力を会社が評価してくれるはず。

しかしブラック企業では・・・

  • 評価せずに罵倒する上司
  • 増え続ける業務量
  • 用途不明の無駄な仕事

これらが努力の邪魔をしてきます。

かと言って「じゃあ転職するか」といえるほど経験値を積んでいない。。。

 

そこでパワハラ上司と上手く付き合い、月間残業を100時間減らし、無駄な仕事をシレっと避けてきた僕がブラック企業で生き抜く方法を紹介します。

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ベンゾー

新卒数年目の社会人でもできる方法です

 

「ブラック企業に入っちゃった・・・」って人もまだ間に合います。

何も考えずにブラック企業で働くだけでは、数年後に必ず後悔します。
  • 働き続けるリスク
  • すぐに辞めるリスク
  • 辞める時期がわからない
  • ブラック具合が改善しない
  • 即辞めるべきレベルがある
  • 辞めた後の定番トラブルの存在
しかしブラック企業で働いたり戦った経験が無いと、どう注意するべきかわかりませんよね。

「【新卒も可】ブラック企業入社後にやる!後悔しない4つの対策」ではブラック企業に入社してからでも間に合う対策方法を紹介します。


元ブラック企業社員で会社と2度戦った経験を持つ僕が、労働問題専門家としての知識も交えて解説しています。
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ベンゾー
新入社員の頃からやるべき対策方法です

 

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ブラックに感じる3つ原因は「人間関係・残業・仕事内容」

会社がブラックだと感じる根本的な原因の多くは・・・

  1. 人間関係
  2. 残業
  3. 仕事内容

の3つに分類されます。

つまり、これら3つを解消することができれば、今よりグッと働きやすく感じられるわけですね。

 

ブラックな原因を解消する具体的な方法

ここから具体的な方法の解説に入ります。

すべて僕の実体験に基づいた内容になっています。

 

【人間関係】パワハラ上司と上手く付き合う

人間関係の悩みの多くは上司の存在。特にパワハラをしてくるような上司。

パワハラ上司と上手く付き合うコツは、「積極的に関わってあげること」です。

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ベンゾー

社内イチのパワハラ上司と、新卒時から5年以上仕事をしてきた経験から解説します。

 

パワハラ上司って実は・・・

  • 寂しがり屋
  • コミュニケーション苦手

という特徴があります。

パワハラ上司のいつもの姿を想像してみてください。

怒鳴るような態度で他の方からの質問や相談を一蹴していませんか?

 

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パワハラ上司

は?意味がわからない。お前何言ってんの?

こんな感じの発言が多い場合は、まさに寂しがり屋でコミュニケーション苦手な生き物です。

 

普通は「意味がわからない」とか言われると委縮してしまいますが、ここで食いつくようにしてみましょう。

  • 「は?意味がわからない」
    ⇒「どの辺がわからなかったですか?」
  • 「お前何言ってんの?」
    ⇒「何か変なところはありましたか?」

 

パワハラ上司からすれば・・・

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パワハラ上司

いつもみんなに避けられてるけど、こいつは俺を頼ってくれる。人との会話が楽しい・・・!これが恋!?

別にパワハラ上司の気持ちに応じてあげなくても良いです。

が、このやり取りを続けていけばパワハラ上司は心を開いてくれます。

 

心を開いてくれれば、仕事もしやすくなります。

普段なら通してくれない申請が通ったり、有益な情報をもらえたり。

 

POINTパワハラ上司は寂しがり屋の生き物。積極的に関わってあげれば、仕事をしやすい生き物に変わります。

 

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ベンゾー

なお、パワハラ上司以外にも様々なクソ上司が世の中には存在します。

自分で言うのもなんですが、僕は上司ガチャでは基本的にハズレを引くので、様々なタイプと付き合ってきました。

その結果「「合わないクソ上司」の正しい利用方法|上手に使う5つのポイント」という記事も書けるようになりました。

上司ガチャでハズレを引いた方は、是非ご覧ください。

 

【残業】労働時間を減らす工夫

労働時間を減らすには「マニュアル作り」を徹底しましょう。

 

労働時間を減らすには・・・

  1. 抱える業務量を減らす
  2. 素早く業務をこなす

このいずれかを行う必要があります。

「マニュアル作り」は「1.抱える業務量を減らす」になります。

 

なぜならマニュアルを作って、他の人に仕事を任せることができるからです。

任せる相手の候補は、以下の人たちがよくあるパターンです。

  • 新人
  • 他部署の暇な人
  • 外注の人

 

ただ、会社の中で個人が勝手に依頼して良いレベルで言えば「新人」くらいが妥当。

暇な人に仕事を振ったり、外注を使ってでも残業を減らそうという文化がある会社なら、他の候補でもいけるかもしれません。

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ベンゾー

誰に任せるかは会社の方針によりけりですね

 

マニュアルを作って新人に仕事を振ると、マニュアルを作る側も仕事を新人側もメリットが多いです。

マニュアルを作る側からすれば、仕事を振ることができるというは最大のメリット。

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ベンゾー

他にも細かいことを言うとたくさんありますが、割愛します

新人側からすれば、教えられる仕事の内容を理解しやすいのが最大のメリット。

 

マニュアルを作ることや、メンテナンスをすることの労力は必要です。

しかし何も対策しなければ増え続ける業務量に対抗する手段として、一番オススメなのは「マニュアル作り」です。

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ベンゾー

一度作れば繰り返し使えるので、年々仕事が楽になっていく仕組みです

 

実際に僕がやっていたマニュアル作りの方法は「SEの残業時間を減らした3つの方法|正攻法と裏技」で紹介しています。

最大で月間100時間の残業削減に成功した方法です。

 

【仕事内容】無駄な仕事を避ける

無駄な仕事を避けるには「うっかりと仕事を忘れる」のがオススメです。

 

本当にうっかり仕事を忘れるわけじゃありません。

わざと仕事を忘れるんです。

この方法は労力が掛からない割に、削減できる仕事量が多い方法です。

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ベンゾー

つまりコスパ最強です

 

無駄な仕事であれば、やらなくても誰も困りません。

忘れても怒られる心配がありません。

 

もしも「本当は必要な仕事」だったら?

その場合は謝りましょう。

うっかり忘れただけなので、そんなに怒られません。

 

つまり以下の流れで「無駄な仕事」をどんどん減らしていくわけです。

  1. 無駄な仕事を振られる
  2. わざと忘れる
  3. 本当は「必要な仕事」だったら謝る
  4. 本当に「無駄な仕事」だったら、今後もやらない

 

冗談みたいな方法に聞こえるかもしれませんが、僕は大マジメにうっかり忘れています。

だいたい会社の中ってのは無駄な仕事で溢れています。

仕事を引き継いでいく過程で、とある担当者の自己満足で作った仕事だったり、顧客の気まぐれで始まった仕事だったり。

 

そういった無駄な仕事を、マジメに議論してても時間の無駄です。

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ベンゾー

強行突破。強引に変えていくくらいがちょうど良いです。

 

この方法は「強引にルールを変える方法」でも紹介しています。

ちょっと砕けた言い方をしていますが、わかりやすくまとめてあります。

 

それでも解決しないなら

  • パワハラ上司と上手く付き合う
  • マニュアルで労働時間を減らす
  • うっかり忘れで無駄な仕事を避ける

これらの方法を紹介しましたが、やっぱり仕事がしんどい。。。

仕事内容や会社への不満が解決しない。。。

そんな場合の方法を紹介します。

 

異動を申し出る

思い切って異動を申し出るという方法があります。

 

大きい会社であれば、部署によって働く環境が全然違うのはよくあること。

  • 入社した会社
  • 配属された部署
  • 上司になった人

これらすべてにおいて、新卒入社の時点で最適な状態になれるなんて普通はありません。

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ベンゾー

会社ガチャ、部署ガチャ、上司ガチャで全部アタリなんて普通引けないですよね

 

部署異動を申し出るのは言いづらいかもしれませんが、会社側からすれば「辞めない」だけマシ。

辞めさせないためにも、部署異動を受け入れることもあります。

 

ただし、異動先に空きがなければ異動はできないので、ダメならスッパリと諦めた方が良いです。

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ベンゾー

異動できないのに異動願いを粘り続けても、意味ないですからね。

 

休職する

すでに体調を崩しているなら、休職をして「傷病手当金」をもらうという手段があります。

 

「傷病手当金」とはケガや病気で仕事を休む場合に、給料をある程度国が保障してくれる制度です。

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ベンゾー

会社の健康保険に加入していれば使える制度です。

 

「傷病手当金を貰って数ヶ月お休みする」というのは、割とよくあるパターン。

会社が負担するわけでも無いので、遠慮せずに使えます。

 

「傷病手当金」に興味がある方は「会社を長期休職しても収入を得られる制度を解説【傷病手当金】」をご覧ください。

めちゃくちゃ詳しく解説しました。

 

転職を視野に入れる

  • パワハラ上司と上手く付き合う努力もした
  • マニュアルを作って残業削減も挑戦した
  • 無駄な仕事も減らしてみた
  • 異動の申し出もした
  • 休職も考えた

それでもブラックな環境から抜け出せないと思ったら「転職」も視野に入れてみてください。

 

この記事で紹介したような試みに挑戦したことは、転職市場で価値を上げる効果もあります。

例えば・・・

面接で言える実績 転職先からの印象
20時間の残業を削減した 残業に悩む企業は食いつく
社内イチのパワハラ上司と3年間仕事をした 人付き合いが上手い
有名なブラック企業に3年勤めた すぐに辞めたりしない

こんな感じです。

つまり、ブラック企業に勤めていた経歴は、転職市場で価値を上げるために役立てることができるわけです。

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ベンゾー

単にブラックにいたってだけじゃもったいない。有効利用しましょう

 

転職をマジメに考えているなら「何もわからない方向け|失敗しない転職活動のやり方を9個のステップで解説」をご覧ください。

「もうブラックには入りたくない!」という方向けに、転職の始め方から転職後にすることまでを9ステップで解説しています。

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ベンゾー

記事を見ながら順番に活動すれば、失敗しない転職ができます

 

まとめ|【新卒でも可】ブラック企業を生き抜く方法を紹介【実体験ベース】

この記事で伝えたい結論

  • ブラックに感じる原因は「人間関係・残業・仕事内容」
  • 解決しない場合は「異動・休職・転職」という手段もある
  • ブラックにいた経歴は転職市場で価値を上げる

ブラック企業のレベルによっては、今回の記事で書いたように原因を解消して生き抜く方法もアリです。

ただ、本当にヤバいところで・・・

  • 残業代が出ない
  • 体調を崩す人が多い
  • 人が全然定着しない
  • 有給休暇を使えない

などという場合は、すぐに脱出することをオススメしています。

 

ブラック企業を脱出する方法は大きく分けて以下の3つです。

  1. 穏便に退職
  2. 強引に退職
  3. 戦って退職

いずれの方法も「【ブラック企業の退職方法】穏便?強引?それとも戦って辞める?」で詳しく解説しています。

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ベンゾー

ヤバい!と思ったら、「転職市場で価値を上げる」とか考えてないで即逃げてください。

 

「辞めたくなってから転職活動」は遅いです。

会社を辞めたくなってから転職活動をすると・・・
  • 早く転職したくて会社を選ぶ余裕が無かった
  • 焦って変な会社の内定で妥協する
かと言って「転職しない」という選択も取りたくない。
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ベンゾー
こんな問題を解決するために、「転職活動だけ」でも早めに始めることをオススメします。
「転職活動はいつから?新入社員こそ入社日に始めるべき6つの理由」では、早めの転職活動を行うべき理由を解説しています。
  • ブラック企業に入った新入社員
  • 転職で失敗したくない人
という方は、いざってときの保険として転職活動をしてみませんか?

早めの転職活動が良い理由

 

9ステップで失敗しない転職方法

 

この記事を書いた人

ベンゾー@元SEの社会保険労務士事務所職員

友人・知人がブラック企業でうつ病になったことを後悔 / 労働問題の専門家としてブラック企業からの脱出方法を発信中 /1番オススメの退職代行を調べるために、実際に職場を退職して確認 /月に10回以上、LINE@やTwitterで仕事の無料相談を受けています/ ブログのコンセプトは「ブラック企業で悩む人を法的に守る」「プロフィールはこちら

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