転職活動はいつから?新入社員こそ入社日に始めるべき6つの理由
お疲れ様です。元ブラック企業社員で労働問題専門家のベンゾー(@zangyoujigoku)です。
この記事では「転職活動は入社日から始めるべき6つの理由」を解説します。
この記事を読んで貰いたいのは以下の方
- ブラック企業に入った新入社員
- 転職で失敗したくない人
この記事でわかるのは以下のこと
- 転職活動はいつ始めるべきか
- なぜこのタイミングで始めるのか
まず最初に、新人でありながら転職活動のことを調べていることが素晴らしいです。
普通なら会社を辞めたくなってから転職活動をする方が多いところ。
でもギリギリになって転職活動を始めると・・・
- 転職活動をする時間が取れない
- 焦って変な会社の内定で妥協する
かと言って「転職しない」という選択も取りたくないですよね。そこで・・・
- 元ブラック企業社員
- 転職で年収UP+毎日定時ダッシュ
- 現在は労働問題の専門家
という僕が、「新入社員でも転職活動を始めるべき理由」を解説します。
会社を辞めたくなってから転職活動をすると・・・
- 早く転職したくて会社を選ぶ余裕が無かった
- 焦って変な会社の内定で妥協する
- ブラック企業に入った新入社員
- 転職で失敗したくない人
【理由】なぜ入社日から転職活動をするべきか
- 「転職活動をする=転職する」ではないから
- 目的は「転職すること+安心感を得ること」
- 転職するために足りないものがわかる
- いざってときにすぐ転職できるから
- 早く転職を決めようとすると、焦って妥協をするから
- ホワイト企業に入るにはタイミングが重要だから
結論、とにかく早く転職活動を始めるべきです。
極端な話、入社日から転職活動を始めても良いくらい。
【理由①】「転職活動をする=転職する」ではないから
そもそも「転職活動をする=転職する」と思っている方がいますが、これは違います。
転職活動はするけど、結局転職しないという選択肢もアリなんです。
転職活動をすること自体にデメリットがあるとすれば、「時間がかかること」くらいです。
一方で転職活動をするメリットは以下の通り。
- 転職先があるという安心感を得られる
- いざってときは本当に転職できる
【理由②】目的は「転職すること+安心感を得ること」
転職活動をすることの目的は「転職すること」だけじゃありません。「安心感を得る」ことも重要です。
転職サイトの求人を見て、「自分の経歴ならここに入れそうだな」という会社を何社か見つけてみてください。
例えば会社で上司からパワハラを受けたとしましょう。
転職先が無いと「このパワハラに耐えないと仕事が無くなる・・・」という発想になり得ます。
でも転職先があれば・・・
となりますね。
「自分は転職できる」という安心感により、会社からの理不尽な対応に強くなれます。
なんなら「もっとボーナス出してくれないと辞めますよ」と交渉することだって可能です。(実際にやる人もいます)
【理由③】転職するために足りないものがわかる
転職活動をすることで、自分に足りないものがわかるようになります。
転職活動をして残念ながら転職できそうな会社が見つからなかったとします。
この場合も悲観することはありません。
今の段階では転職できないだけで、これから転職できるように経歴を磨けば良いだけです。
例えば行きたいと思った転職先で「実務経験3年が必要」という項目があるなら、「とりあえず今の職場で3年はがんばろう!」という目標ができます。
あるいは「〇〇の資格を持っていれば優先」という項目が多ければ、「〇〇の資格を持つことが転職市場で求められていること」と知ることができます。
- 転職するには実務経験〇〇年必要
- ○○があれば転職は有利
- ○○な経験が必要
転職できそうな会社が見つからなくても、転職するために必要な情報を知ることができます。
【理由④】いざってときにすぐ転職できるから
入社日から転職活動をすることで、いざってときにすぐ転職することができます。
逆に言えば転職活動をしていない場合は、いざってときにすぐ転職できません。
転職活動は時間がかかります。
これは僕自身が複数回転職していることや、このブログでも失敗しない転職方法を解説していることから明らかです。
例えば職務経歴書の作成。
1回でイイ感じの職務経歴書は作れないので、転職サイトで何度も添削をしてもらうべきです。
しかし1回作ってしまえばOKなので、最初に時間をかけて作り込んでしまいましょう。
転職活動を無事に終わらせるには以下のステップが必要です。
- 転職サイトへの登録
- 職務経歴書を作る
- どんな会社が自分に合うのか=価値観の違いを確認
- 異業種へ行くか同業種へ行くか決める
- 失敗しない求人票の見方を理解する
- 転職先の口コミを確認
- 失敗しない面接の準備
これに転職先が決まった後のステップ2個を加えて、合計9個のステップがあります。
「もう会社を辞めたい!」ってときから転職活動をして、こんなにたくさんのステップを妥協せずに行うのは難しいですよね。
【理由⑤】早く転職を決めようとすると、焦って妥協をするから
ギリギリまで転職活動を始めなかった場合、転職先を早く決めたいがために焦って妥協することになります。
「もう会社を辞めないと精神的にも肉体的にもヤバい!」って状態から転職活動を始めるのは悪い例。
「今の環境から脱出したい」という気持ちが強くて焦ってしまいます。
焦ると条件の良くない会社でも良く見えてしまったり、悪いところを見て見ぬふりをして妥協することになります。
逆に早い内から転職活動を始めておくと、良いことが多いです。
今の会社と比べ、「悪いor同程度の条件」という会社しか見当たらなければ、無理に転職する必要はありません。
現状より良い環境に決まるまでは、今の会社で働き続けると決めておくわけですね。
ギリギリまで行動しないのではなく、入社日から転職活動をするくらい早めに動く方が良いです。
【理由⑥】ホワイト企業に入るにはタイミングが重要だから
ホワイト企業に入ろうと思ったら、少しでも早く転職活動を始めるべきです。
なぜなら・・・
- ホワイト企業の求人は応募が殺到する
- 求人が出てから転職活動をしていたら、応募するころには終わってる
- 求人公開している時期が短いから、そもそも公開したことすら知らずに終わる
といった理由があります。
これは「ホワイト企業自慢」という企画で、色んなホワイト企業勤務者に聞いた内容です。
ホワイト企業というと、なんとなく「エリートしか入れない」って思いがちじゃないですか?
僕もそう思っていましたが、実際に話を聞いてみると「タイミングが重要」「敷居はそんなに高くない」という意見が多数でした。
ホワイト企業に入るチャンスが転がっていても拾えない。あるいは転がってることに気付けない。
そんなことにならないように、転職活動は早めに行うようにしましょう。
「まだ転職活動はいらないかな」と思ってる方へ
「まだ転職活動をしなくていいかな」と思ってる方へ伝えます。
働く環境はいつ変わるかわかりません。
自分から望んで変える以外に、会社が変えてくるケースや、周りの同僚が変えてくるケースもあります。
ここでは代表的なものとして以下の2つを解説します。
- 部署異動
- 同僚の退職・休職
「いつ変わるかわからない」ということは、「いつ転職が必要になるかわからない」ということ。
昨日まで悠々自適に仕事をしていたのに、今日から突然の過酷な労働環境なんてことも簡単に起こります。
部署異動を命じられて、やりたくない仕事をする
「部署異動によって来期からは違う仕事をすることになった」というのはある程度大きな会社にいれば当たり前に起きることです。
逆に定年まで一回も部署異動が無い人なんて、ほぼいないはず。
大きな異動であれば早めに連絡がくるかもしれませんが、ちょっとした担当の異動なんかは直前に連絡がくることも。
いずれにしても「転職したい!」となってからの活動になってしまいます。
何度も言いますが、転職したくなってから活動するのは遅いんです。
入社日から転職活動を始めましょう。
同僚の退職・休職で業務量増大
- 緩い職場で働いていたけど、同僚が退職したことで業務量が増加
- エース級の社員が抜けて、一気にブラック状態
こんなことは非常によくあることです。
自分でも会社でもなく、同僚の行動が要因ですからね。止めようが無いです。
まあ本当のホワイト企業なら、同僚が抜けたりしたら別の人材を補填してくれますが・・・
なんて言われることもあり得ますからね。
今の仕事は緩いから転職活動はいいや。なんて思っていたら手遅れになります。
何度も言いますが、転職が必要になってから転職活動をするのは遅いんです。
今すぐ始めましょう。
歴史的格言・有識者の意見
- 成功しているときこそ次のことを考えなさい
- ゆるゆるとした転職活動はずっとやっていてもいいくらい。実際の保険では対応できないリスクなので
- 定期的に自分の市場価値は確認するべき
ここまで僕の知識・経験から「転職活動は早めに始めた方が良い!できれば入社日から始めた方が良い!」という意見を書いてきました。
ユダヤの教え「成功しているときこそ次のことを考えなさい」
ユダヤ教の教えの中に「成功しているときこそ次のことを考えなさい」とあります。
簡単に言うと、「さっさと次の策を練ることが大事」という意味です。
今、新しい会社に入社をしたのならそれは「成功」。
「次のこと」は転職のことと考えられますね。
社会保険労務士+FP「実際の保険では対応できないリスク」
なかなか大変ですけど、ゆるゆるとした転職活動はずっとやっていてもいいくらいなんですよね。保険として。
実際の保険では対応できないリスクなので。
— FPウェブシュフ中川勉社会保険労務士事務所 (@web_shufu) June 23, 2020
このツイート主は「ウェブシュフ中川勉社会保険労務士」という方。
名前 | ウェブシュフ中川勉 |
資格 | 社会保険労務士 FP(ファイナンシャルプランナー) |
@web_shufu | |
ウェブサイト | FPウェブシュフ |
- 社会保険労務士・・・労働問題の専門家
- FP・・・人生における資産管理や保険など、お金に関する専門家
この2つの資格で活躍している方が「ゆるゆるとした転職活動はずっとやっていてもいいくらい。実際の保険では対応できないリスクなので」と言っています。
「実際の保険」というのは、生命保険や医療保険のことですね。
たしかにこの手の保険に加入していたからと言って、ブラック企業で働くリスクを軽減できるわけじゃないですからね。
本当にブラック企業に入るリスクを減らしたいなら、何度も言っているように入社日から転職活動を始めておくべきです。
某大企業の経営者「定期的に自分の市場価値は確認するべき」
ちょっと企業名を出せませんが某大企業の方が「定期的に自分の市場価値は確認するべき」と言っていました。
「市場価値の確認」というのは、自分の年齢や経歴からどれほどの価値があるのかを確認するという意味です。
この市場価値を、定期的に見直すことが大事。
会社に入社したら、それっきりにするんじゃない。と、言っています。
自分の市場価値の確認とは、具体的には以下のようなことです。
- 違う職場でもやっていけるのか確認
- 今、転職市場で求められている経歴がどんなものか確認
- 自分の年収や待遇が妥当なのか確認
もし、自分が現在の会社で思ったより良い待遇を受けているなら、待遇に見合うような価値を提供できるように努力した方が良いです。
万が一会社を退職することになったら、次はきっち価値に見合う待遇(つまり今より低待遇)しか貰えないからです。
もし、現在の会社で低待遇なのであれば、転職するだけで価値に見合った待遇を受けられる可能性が高いです。
- 今が高待遇なら自分の価値を高める努力をする
⇒退職したら今より低待遇になるかもしれないから - 今が低待遇なら転職を検討する
⇒価値に見合った待遇を受けられる可能性があるから
市場価値の確認はこの記事の「【理由③】転職するために足りないものがわかる」で書いている内容を参考にしてください。
まとめ|転職活動はいつから?新入社員こそ入社日に始めるべき6つの理由
この記事で伝えたい結論
- 転職活動は入社日から始めるべき
- ヤバくなってから始めても不利
- 「転職活動をする=転職する」ではない
- 「まだ転職活動はいらない」と思ってたら要注意
転職活動は入社日から開始するくらいでちょうど良いです。
ヤバくなってから始めても不利なだけ。転職活動を始めたからと言って、絶対に転職しなきゃならないわけじゃありません。
良いところが見つかったときや、本当に現職がヤバくなったときにだけ転職すればOKです。
「また転職活動はいらないかな~」なんて思っていたら、ある日突然状況が変わることもあるので要注意。
会社を辞めたくなってから転職活動をすると・・・
- 早く転職したくて会社を選ぶ余裕が無かった
- 焦って変な会社の内定で妥協する
- ブラック企業に入った新入社員
- 転職で失敗したくない人