劣悪な環境の職場での退職の伝え方|1番大事なことは何?

2019年6月13日

劣悪な環境の職場での退職の伝え方|1番大事なことは何?

お疲れ様です。SEから労務のプロへ転職したベンゾー(@zangyoujigoku)です。

今回は「退職の伝え方」について紹介してみます。特に「劣悪な環境」の職場での退職の伝え方です。

最初に言っておきますが、この記事は退職を考えているや退職を決めた人向けの記事です。

ただし「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな人向けではありません。

この記事を読んで欲しい人は・・・

  • 「もうマジで限界」
  • 「これ以上働いたら死んでしまう」
  • 「辛い辛い辛い辛い辛い辛い」

という状態の人です。

 

そして、どうしてもあなたに伝えたいことがあります。

「なぜこの記事を書こうと思ったのか」です。

この記事を書くにあたって、「退職 伝え方」でググってみました。他のサイトではどんなことを書いているのか調査するためです。

 

検索結果に驚きました。

まったくもって切羽詰まった状態の従業員向けではないからです。

退職することを伝える方法も、伝えるタイミングも、すべて会社や上司の顔色をうかがうような内容でした。

こんなのは「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな余裕のある退職の話です。

顔色なんてうかがっていたら、いつまで経っても退職を切り出せません。

 

あなたは会社や上司の顔色をうかがっている場合じゃありません。

「一刻も早くその環境を抜け出すこと」を最優先にしてください。

 

大事なことなので繰り返します。

「一刻も早くその環境を抜け出すこと」これを最優先にしてください。

 

うつ病、精神疾患、その他最悪のこと。これになったら手遅れです。というかなりそうになった時点で手遅れと思ってください。

必ず元気な状態で退職日を迎えてください。

この記事では「一刻も早くその環境を抜け出すこと」を念頭に置いて、退職の伝え方を紹介していきます。

 

実際にあった退職の伝え方

誰に伝える?

退職したい旨を会社に伝えると言っても、具体的には誰に伝えるべきなんでしょうか?

  • 直属の上司
  • 部門の長

だいたいはこの2人のどちらかです。

その中でも基本的には直属の上司になりますね。退職を伝える側としても、普段からコミュニケーションを取っている相手の方が話しやすいですしね。

 

よく転職マニュアル的なもので「直属の上司に言わないといけない。上司の顔をつぶすことになるから」というのがあります。

あれは「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな状態の話です。

あなたが伝えるべき相手は「直属の上司」「部門の長」であればどっちでもOKです。もちろん社長に直接言えるのならそれでもOKです。

 

唯一NGなのは「同僚」です。

法的な話になりますが、退職を伝える相手は人事権を持つ人じゃないといけません。

「直属の上司」って言っても大きい会社の場合は、人事権を持っていないこともありますよね。

大丈夫です。上司は部下からの相談事をさらに上の人に伝える責任があります。

ですから直属の上司に退職を伝えても、さらに上の人。さらに上の上の人。というように繋がっていき、最終的に人事権を持つ人にまで話が伝わるようになっています。

 

もちろんタイミングや退職の理由、その他いろんな事情によっては、直属の上司に伝えにくいこともあります。

そんなときは直属の上司よりもさらに上の上司や、別部門の上司に伝えやすい状況であればそれでもOKです。

僕が今まで退職をしてきた中で、実際に伝えた相手は

  • 社長
  • 直属の上司
  • 直属の上司の上司
  • 隣の課の課長

です。

中には「退職の話は社長に直接伝えてくれ」と言われたこともありますが、そんなのは無視しました。

労働基準監督署の方に相談しましたが、社長に言わなくても社長に伝える責任のある人(つまり上司です)に伝えればOKと言われています。

 

どういうタイミングで伝える?

退職の旨を伝えるとき、どんなタイミングで伝えるべきなんでしょうか?

  • 仕事終わりに上司のところへ行き伝える
  • 仕事の空き時間に上司を捕まえて伝える
  • 上司と話すタイミングができたときに伝える

この3パターンが多いですね。

そして転職マニュアルみたいなものでよくあるのが「上司の時間の空いていそうなときに伝える」です。

もちろんこれは「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな状態の話です。

 

あなたがやるべきことは「今すぐ伝える」が1番良いですね。すでに自宅に帰ってからこの記事を読んでいるなら「次に上司の顔を見たときに伝える」が1番良いです。

よくこの手のネタを書いているサイトがありますが・・・

  • 上司の都合を考えて
  • 会社の都合を考えて
  • 飛ぶ鳥跡を濁さずと言うから

こんなのが多い印象です。要するに「時期を待て」と言っています。

 

そのサイトを作った人や、記事を書いた人がどんな環境で働いてきた人かは知りません。でもあなたは是非とも「自分のことだけ」を考えてください。そして今すぐ伝えてください。

別に上司が忙しそうな雰囲気を作っていてもOKです。業務中だろうが業務時間外だろうが関係ありません。

今すぐ上司のところへ行って伝えてください。すでに帰宅しているなら、次に上司の顔を見たときに伝えてください。

口頭で伝えるのが難しいならメールでもLINEでも電話でもOKです。

とにかく1番大事なことは「今すぐ伝えること」。それが無理なら「次に上司の顔を見たときに伝える」

これが1番大事です。

 

どんな理由を言う?

退職を伝える際、ほぼ必ず理由を聞かれます。そのときどんな話をするべきでしょうか?

実際にあったものからピックアップすると・・・

  • 実家の家族の体調が良くない
  • 業務に自信が無くなってきた
  • 環境が変わって通勤距離が厳しい
  • 人間関係が耐えられない
  • 妊娠したので
  • 他の会社からスカウトが来たので
  • より待遇の良い会社があったので
  • 残業がやばいので
  • 会社の将来性が不安なので

といったものがあります。
大きく分けると「家庭の事情」か「自分の都合」になりますね。

 

あんまり会社側を悪く言うような理由を話すと、退職までの日に嫌がらせがあっても困りますよね。ですがここで嘘をつくのだけは絶対にダメです。

例えば会社の将来性が不安、給料が安いなどの理由で退職をしたいとします。

それなのに「最近体調がすぐれなくて・・・」と嘘を言うのはNGです。

もしも相手から「それなら健康保険の制度を使いながらしばらく休んで良いよ」とか「診断書を見せて」と切り返されると対処できないからです。

 

どうしてもオブラートに包みたいのであれば、相手からのどんな返答にも正確に返しつつ、退職を決めてください。

その自信が無いのなら嘘を付かずに、オブラートにも包まずに理由を話す方が良いです。

だいたい劣悪な環境の会社なら退職者なんて珍しくありません。相手も一応理由を聞くけれど、別に聞いたからと言ってなんかしようとするわけじゃありません。

一応引き留めはするでしょうが、あなたが退職の意思を貫けば諦めます。

 

大抵の職場であれば、例え劣悪な環境でもここまでで十分です。

万が一「退職はさせない」というような強烈な職場の場合は、さらに下を読んでください。

 

万が一「退職はさせない」と言われた場合には「退職届」を渡してください。

法的な話になりますが、「退職届」は受け取らないという選択肢がありません。必ず受理しなければならないので、引き留めもクソもありません。

さらに退職届をその場で破かれるような相手の場合は、簡易書留や内容証明郵便で退職届を社長宛に送ってください。
これならその場で破くという選択肢すら与えません。

「あなたが社長宛に退職届を送った」ということを客観的に証明できるようになります。

 

最初のひと言は何と言って切り出す?

退職を伝える相手も、どういうタイミングで伝えるかも、どんな理由を伝えるかもわかりましたね。

では1番緊張する「最初のひと言」について紹介します。

 

最初のひと言はこの2パターンしかありませんでした。

  • 理由を言ってからの「退職したいんです」
  • 「退職したいんです」からの理由

おススメは「すいません。僕退職します」で切り出すことです。

NGなのは理由をダラダラと話してから「退職します」と言うことです。

もっと言うと、理由を遠回しにしたり、オブラートに包みまくってからの「退職したいんです」はNGです。

例えば・・・

「すみません。この会社では色々な経験を積ませていただき大変勉強になっております。また先輩方にも大変優しくしていただきありがたい限りです。しかし残念ながら実家の母が最近体調を崩してしまい、どうしても私が実家に戻らなければならなくなりました。大変申し訳ないのですが、退職をさせたいただけないでしょうか?」

という感じがNGですね。

 

劣悪な環境の職場の人というのは「退職」に敏感です。

上のような話をしたら、1秒で「こいつ退職する気だな」って気づいて「今忙しいから後でな」って避けられるだけです。

もっと言ったら、退職を切り出そうとして緊張している顔だけで「こいつ退職する気だな」って気づかれてもおかしくありません。

「退職したい」という言葉を伝えることが1番大事なので、長い理由は後回しでもOKです。

 

引き留めされないために注意したいこと

自分の言葉で伝える

退職の理由や、切り出し方をググってみるといろんな例文が出てきます。

これらは参考にしても良いですが、マネをするのはおススメしません。「こういう言い回しがあるんだな~」という程度にしておいてください。

 

自分で考えた理由(というか理由は本音が1番良いですが)じゃないと細かいところを突っ込まれたときに、戸惑いが出てしまいます。そういう隙を見せると、引き延ばしや退職自体を考え直させようとされます。

実際に僕がSEを長時間労働に耐えられなくて退職した際に、引き留めとして言われた内容が・・・

  • あと10年もすれば長時間労働は改善される予定だ
  • もう一度入社しようと思ってもできないぞ

というものでした。

 

これに対して僕が用意した理由(というか本音ですが)が・・・

  • 子供が産まれたときに、幼いころ父親と遊べなかったと思われたくない
    ⇒10年も子供と遊べないんじゃ意味が無い
  • 次は別の職種で働く予定
    ⇒別の職種になるから、もう一度入社する可能性はない

というものでした。

僕がこの2つの理由を伝えたことによって、上司は引き留めを諦めてくれました。

 

単純に「長時間労働が辛くて」というだけで「なんで長時間労働が辛いのか」という細かい理由がないと、上司の引き留めで一瞬ひるんでしまいませんか?

そういった隙をつかれてしまうので、退職の理由や切り出し方は自分の言葉で伝えるようにしましょう。

自分であれこれ考えるのは大変ですが、ここで失敗すると今までの決意が水の泡です。がんばりましょう。

 

嘘をつかない

「どうしても辞めたいけど、理由を正直に言うのが嫌だ。」

退職の理由は様々なので、どうしても正直に伝えられない理由もあると思います。

しかし、嘘の理由を言っても引き留めの隙を作るだけです。

まんまと引き留められてしまっては、今までの決意が水の泡です。

「それでもどうしても言えない理由なんだ!」という場合は「その理由を言わない」という選択を取ってみてください。

 

退職しようという人は大抵1個の理由だけではありません。2個3個の理由が重なって退職を決意することになります。

僕もSEを辞めたときは・・・

  • 長時間労働
  • 下手したら死ぬかもしれない
  • 周りがどんどん倒れていく
  • 割とパワハラがある
  • 他の職種もやってみたい

といった理由がありました。

しかし実際に上司に伝えたのは2個だけです。

それだけでも十分上司を説得できます。

 

どうしても言えない退職理由があるのなら、それ以外の退職理由を話されてはどうですか?

嘘の退職理由を言うのはおススメできません。

 

それでもやっぱり退職を言い出せない・・・

色々書きましたが、それでもやっぱり退職を言い出せない・・・という方もいますよね。

仕事でも部活でも習い事でもそうですが、辞めることを言い出すのってめちゃくちゃエネルギー使います。

  • 絶対に今日は伝える!
  • この会議が終わったら伝える!

とか思っていても、なんだかんだ理由を付けて「今日は言い出せなかった。明日伝えよう」ってなりませんか?

この気持ちはめちゃくちゃわかるんですが、残念ながら無駄な時間です。

 

そういった方向けに最近は「退職代行」というサービスがあります。

ざっくり言うと、あなたの代わりに言いにくいことを会社に伝えてくれる上に、その後会社に顔を出さなくて良いようにしてくれるサービスです。

つまり・・・

  • 〇月〇日に退職する
  • 有給は全部使う
  • もう連絡をしてこないでくれ

といった要求を伝えてくれるんですね。

 

実は僕自身がこの「退職代行」を使って退職したひとりなんです。

コチラの記事で、実際に僕が退職代行を使ってみた感想、違法性はないのか、サービスの品質は良いのかといった内容をまとめています。

結論を言うと、ものすごく気持ちが楽になりました。

退職を言い出せずにいつまでも悩んでいるくらいなら、こういったサービスを利用するのもひとつの手段です。

 

まとめ|結局1番大事なこと

冒頭でも書きましたが、この記事は「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな人向けではありません。

この記事を読んで欲しい人は・・・

  • 「もうマジで限界」
  • 「これ以上働いたら死んでしまう」
  • 「辛い辛い辛い辛い辛い辛い」

という状態の人です。

そんなあなたにとって今1番大事なことは、「一刻も早く退職すること」です。

そのためにも退職を伝える相手は・・・

  • 今すぐ退職の意思を伝えてください
  • もしすでに帰宅済みであれば、次に上司を見たときに伝えてください
  • 伝える相手が直属の上司でなくてもOKです
  • もっと上の人や隣の課の上司でもOKです
  • 同僚だけはNGです

 

どんなタイミングで伝えるかは・・・

  • 伝えるタイミングなんて見図らなくてOKです
  • 忙しそうでもなんでも関係ありません
  • どうしても口頭が無理なら、メールや電話でもOKです

 

退職の理由は・・・

  • 理由はありのままを話せばOKです
  • どうしても言えないことは言わなくてもOKです
  • 嘘だけはNGです

 

最初のひと言は・・・

  • 最初のひと言は「すいません。僕退職します。」でOKです
  • 理由をダラダラ言うのはNGです

 

注意したいことは・・・

  • 引き留めされないためにも、自分の言葉で嘘をつかずに伝えてください

 

どうしても退職を言い出せない場合は・・・

  • 「退職代行サービス」というものがあります

 

よくある転職マニュアルで「飛ぶ鳥跡を濁さずを大切に」というのは、「ん~私もそろそろ転職しちゃおうかな☆テヘペロ!」みたいな人向けの話です。あなた向けではありません。

あなたは「一刻も早く退職すること」を大切にしてください。

では元気に退職日を迎えましょう!

やり方, 悩み

Posted by benzo