「合わないクソ上司」の正しい利用方法|上手に使う5つのポイント
お疲れ様です。SEから労務のプロ(社会保険労務事務所職員)へ転職したベンゾー(@zangyoujigoku)です。
今回は「どうしても合わない上司」に対し、僕がこれまでやってきた利用方法の実例を紹介します。
ある程度の規模の会社に勤めていると、どうしても相性の悪い上司。いわゆる「合わない上司」って出てきますよね。
これが他部署の人で、ほとんど一緒に仕事をしないような人だったらまあ良いでしょう。でも月に1回でも一緒に仕事をする人、それこそ毎日一緒に仕事をする直属の上司だったりしたら最悪ですよね。
- すぐに怒る(しかも声デカい)
- 俺ルールを強要してくる
- 質問に「言ってる意味がわからない」と返してくる
- 教え方が雑
- 朝と夕方で言ってることが違う
実際僕があたった上司はこんな感じでした。
こいつらとまともに対応していると、仕事のストレスが半端ないです。だから上手く利用できるようになりましょう。
たぶんこの記事を読んでるあなたの身近にもこういう上司がいるんじゃないですか?
まず1つ安心して欲しいことがあります。それは「その上司は十中八九あなた以外の人からも嫌われている」ということです。
人間、表面上では波風立てたくないから「あの人嫌い」という雰囲気は出さないもんです。でも出していないだけで、腹の中では嫌っています。だってこんなクソ上司、嫌われるに決まってるじゃないですか。
僕は「きっとこの上司は、他の人からも嫌われているんだろうな」と考え、まともに相手をしないで上手いこと利用だけさせてもらうことにしました。これでストレスがかなり軽減できます。
そしてこの記事を読んでくれているあなたにも、是非この考え方を身に着けて欲しいと思っています。
すぐに怒る上司|環境改善の材料
すぐに怒る上司っていますよね。別にそんなに大きなミスをしたわけでもないのに罵倒する人。
僕の上司はこれに加えて「めちゃくちゃ声がデカい」という特徴がありました。ケータイ電話越しに怒られるときなんて「だからガガガガーがビビビビビーだろうが!」という感じで音割れしちゃってましたね。大事なところ全然聞こえねーっていう。
そんな上司に対しては、あえてみんなの前で怒られてみましょう。
その結果、あなたの味方が増えてきたり、異動の願いも受け入れられやすくなります。自分の周りの環境を住みやすくする材料として利用できますね。
みんなの前で怒られることによって、「あ~あいつまた怒ってるな」「あいつすぐ怒るよな」「怒られてる人可哀想だな」という空気になります。そうして「すぐ怒る上司」という判断されると、会社側から「輪を乱す社員」と認定されていきます。
会社が抱える悩みの1つに「問題行動のある社員」というのがあります。例えば遅刻や無断欠勤の多い人、取引先とのトラブルが多い人なんかです。そして他の社員に嫌がらせをする人というものもあるんですね。
実際、僕に相談をしてくる経営者の中にも「他の社員に嫌がらせをする人」という問題で困っているケースは多いです。
やっぱりこういう社員がいると社内の雰囲気も悪くなって、従業員定着の妨げになっちゃうんですよね。やたらと退職する人が多いなと思っていたら、とある社員が新人をイジメていたとか。
こういったケースでは「問題行動のある社員」が退職するか、嫌がらせを受けている社員の希望で異動をすることが多いです。やはり企業としても貴重な人材を失うようなことはしたくありません。
もしもすぐに怒る上司が放置されているような職場であれば、そんな職場はこっちから辞めてしまいましょう。世の中には怒る上司がいない職場もたくさんあります。
ちなみに僕が過去に勤務していた会社でも、すぐに怒る上司がいました。やはり会社としても問題視しているようで、その上司の元で働く人は異動の希望が通り易かったです。
俺ルール強要上司|スキルアップに利用
これは合わない上司に限った話ではないですが、基本的に他人の話は話半分に聞いておくようにしましょう。つまり、なんでもかんでも鵜呑みにしないということです。
僕の上司はなんでも「俺ルール」を強要してくる人でした。雑務でもやり方を細かく指示してきたり、「それ意味あんの?」って仕事を強要してきたり。
すぐに怒る上司というのは、自分がベストだと思っているやり方と、少しでも違うやり方をされると怒りがちです。そんな上司から言われたことを、「怒られるから」なんて理由で全部覚える必要はありません。
必要なとこだけマネをするようにすれば、自分のスキルアップに利用できます。基本的にすぐ怒る上司はそのときの気分で指示を出します。前日に言った指示と違うなんてことは多々ありますね。
素直になんでも言うことを聞こうとするのは良いことですが、上司のやり方を全部コピーする必要はありません。話半分に聞いて、自分が正しいと思ったやり方でやっていきましょう。
大抵のまともな上司は、多少やり方の違いがあっても結果を出してくれれば満足します。だから過程は別にどうでも良いことが多いんですね。
それでも「過程」で怒ってくる上司は適当に流しておけば良いです。どうせすぐ忘れるんで。
質問を「意味がわからない」と突っぱねる上司|仕事を進めやすくする
なんか質問をしたときに「お前の言っている意味がわからない」「何言ってるの?」などと言って突っぱねる上司。別にそんな複雑な質問をしているわけじゃないのに、とりあえず突っぱねてくる人っていませんか?
あれってたぶんクセなんですよね。
だから「意味がわからない」=「お~よく来たな。どれどれ何で困っているんだい?」くらいに変換して考えてみましょう。これであなたの仕事を進めやすくなるように利用できます。
よくあるのが「意味がわからない」と言われると謝ってしまうケースです。確かに「意味がわからない」と言われるとこっちが悪いのかと思ってしまいますね。
でもここで謝ってしまうと話が終わってしまいます。これじゃあ仕事が進まないですよね。こんな上司の場合「どこがわからないですか?」と聞き返してみましょう。
すぐに「意味がわからない」と突っぱねる上司は、他の人にも嫌われがちなので、他人との会話に飢えています。「どこがわからないですか?」とコミュニケーションを取ってあげることで久しぶりの他人との会話が嬉しくなり、意外に優しく対応してくれるようになります。
僕が以前勤めていた会社にいた突っぱねる上司も、何度も僕が質問をすることでだんだんと優しく接してくれるようになりました。「さっきは強い口調で話してゴメンね」と言ったり、普通なら通さない申請も承認してくれるようになりました。
別に心の底から仲良くなろうなんて思わなくて良いです。基本的にはクズだと思っていいので、表面上だけ仲良くしておけばOKです。向こうは他人との会話に飢えているので、表面上だけでも十分なんです。
教え方ポンコツ上司|うまく使ってあげる
これは向こうが悪意なしにやってる場合がありますね。基本的には親切なんですが、天才肌なのか教えるのが下手なのか、とにかく教え方が雑。教えることに関してはポンコツなんですよね。
この手の上司の場合は、受け身ではなく攻めの姿勢でいくのが良いです。つまり、相手が教えてくれるのを待つのではなく、こっちが聞きたいことを聞くということです。
結局教え方が雑な人は、1~10までの工程の内1,4,7,8,10だけ伝えてる感じです。要するに詳しく伝える部分とそうでない部分でムラがあるんです。
攻略法としては聞きたいことを表にしておき、不明点の穴を埋めるようなイメージで聞くと良いです。あとから表を見ることで1~10まで全部理解できるようなイメージでまとめると良いですね。
聞きたいことだけ聞いて、それ以外は流すような感じでいけば変に時間を取られる心配もありません。ポンコツ人間をうまく使ってあげるイメージで相手をするとストレスもたまらないですね。
朝夕で主張が変わる嘘つきクソ野郎|酒の肴にする
これは結構なクソ上司パターンですね。
ABCの仕事がある中で、朝はAの仕事を優先しろと言ったのに、夕方にはBの仕事を優先しろという人です。
朝から夕方の間に事情が変わったのならわかりますが、ヤバい奴だと朝もBの仕事を優先しろと伝えたはずと主張してくることがあります。これはもうただの嘘つきクソ野郎です。
利用価値はほとんどないですが、コイツに対する愚痴は酒の肴にはなります。
こういう輩とは口頭でのやり取りをなるべく避けるべき。口頭で話すのは雑談程度にしておき、仕事が絡む話はメールやチャットなど後から見直すことができるもので行うべきですね。
どうしても会社の空気的にメールやチャットでのやり取りよりも、口頭が中心になりがちな場合は、紙でのやり取りでも良いです。口頭で話した内容の要点を紙に書いておき、それを相手にも見せて確認をするという方法です。
ちょっと原始的なやり方になってしまいますが、口頭だけで終わらせるよりはマシです。
この手の嘘つきクソ野郎とはうまく付き合うとか考えなくてOKです。あなたの仕事に支障が出ないようにするだけで十分。
まとめ|「合わないクソ上司」の正しい利用方法
- すぐに怒る(しかも声デカい)
⇒身の回りの環境改善に利用 - 俺ルールを強要してくる
⇒スキルアップに利用 - 質問に「言ってる意味がわからない」と返してくる
⇒仕事を円滑に進めるのに利用 - 教え方が雑
⇒ポンコツを上手に使ってストレス軽減 - 朝と夕方で言ってることが違う
⇒酒の肴。おつまみにする
ブラック企業に入らないようにいくら気を付けたところで、大事なのは一緒に働く同僚や上司です。上司の性格が最悪だと、働きにくい職場になってしまいます。
よく「人間関係で退職する奴は次の職場でも人間関係に悩む」と言います。しかし僕は間違っていると思っています。
まず、人間関係で悩むのはそもそも本人に原因が無いこともあります。クソ上司の下についてしまえば、どんな人間でも人間関係で悩みますね。
「次の職場でも人間関係に悩む」というのも別に関連性があるわけじゃないです。次の職場にクソ上司がいなければ悩みませんし。
正しく言うのならば「(自分が100%悪くて)人間関係で退職する奴は次の職場でも(自分のせいで)人間関係に悩む」ですね。
なんにせよあなたに原因が無いのに人間関係で悩んでいるなんてもったいないことです。もしあなたのことを無能な人間呼ばわりしてくる奴がいても、悩む必要はありません。
働く環境が変われば力を出せる人なんていくらでもいます。職場を変えなくても部署が変わるだけでも十分です。上司や同僚が変わるだけでも十分です。
僕だって最初に入った職場では全然ダメでした。でも2つ目3つ目に入った職場ではある程度の評価を貰っています。
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