【パワハラ・セクハラ・サービス残業】弁護士を無料で紹介する「相談さぽーと」のサービスを解説
お疲れ様です。労働問題の専門家をしているベンゾー(@zangyoujigoku)です。
この記事ではパワハラやセクハラを受けたり、残業代を貰えなかった人に向けて「専門の弁護士を見つけてキチンと請求をする方法」を紹介します。
最近TwitterやLINE@を使って、色んな方から労働問題の相談を受けています。
その中でも多い相談が以下の3つです。
- パワハラやセクハラの被害に合っている
- サービス残業をさせられている
- 退職をさせてくれない
この辺りの問題を解決してくれるのは、「労働問題に特化した弁護士さん」です。
※「サービス残業」や「退職をさせてくれない」という件については、場合によっては退職代行の方をオススメするケースもあります。詳しくは「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」をご覧ください。
僕自身も弁護士さんを探したことがあるんですが、弁護士さんの得意分野って結構多岐に渡るので、労働問題を専門としている人を探すのって大変なんですよね。
そこでご紹介するのが「相談さぽーと」というサービスです。
このサービスは全国のあらゆる法律の専門家を、無料で紹介してくれるんです。
だから「自宅から1番近い労働問題を専門としている弁護士さん」を素早く見つけることができます。
しかもたまたま自分と相性の悪い弁護士さんだった場合、無料で別の方に変更することもできます。
「相談さぽーと」とは??
- 全国のあらゆる法律の専門家を紹介するサービス
- 無料で利用可能
- 「自宅から1番近い労働問題を専門としている弁護士さん」を見つけられる
パワハラ・セクハラはともかく、サービス残業の請求なんかは早くしないと請求できる金額がどんどん減ってしまいます。(2年で時効になるため)
相談さぽーとをオススメする理由
僕が「相談さぽーと」をオススメする理由は以下の通りです。
- 自宅から1番近い弁護士さんを紹介してもらえる
- 労働問題に詳しい弁護士さんが150件以上
- 全国どこでも対応可能
- サービス残業や、パワハラセクハラ以外の専門家ももちろんいる
- 訴えられたときにも相談可能
特に「自宅から1番近い弁護士さんを紹介してもらえる」というのは大事なんです。
自宅から1番近い弁護士さんを紹介してもらえる
サービス残業の請求やパワハラ・セクハラを訴えることを決めているのなら、1日でも早く請求することが大事です。
というのも、パワハラ・セクハラはともかく、サービス残業の請求は2年前の分までしか請求ができません。(時効になるため)
請求が1ヶ月遅れれば、回収できる残業代も1ヶ月分少なくなるということです。
だから、1日でも早く請求できた方が良いわけですね。
仮に自宅から遠方にいる弁護士さんに依頼をした場合、どうなると思いますか?
基本的に打ち合わせは、時間に余裕のあるときしかできなくなりますよね。
でも近所の弁護士さんに依頼をできた場合、仕事の帰りに相談を重ねたりして短期間で請求まで持っていくことができます。
実際に弁護士さんに相談をしてみるとわかりますが、打ち合わせとして結構な頻度で弁護士事務所へ行く必要があります。
是非、早めの請求・解決を心掛けてみてください。
POINT
- 1日でも早い請求が大事
- 自宅近所の弁護士さんなら相談に行きやすいから、請求までが早くなる
労働問題に強い弁護士事務所が150件以上!全国対応可能
労働問題(サービス残業・セクハラ・パワハラなど)に強い弁護士事務所が150件以上も登録されています。
もちろん全国どこの県でも対応可能。田舎でそもそも弁護士事務所が見当たらないような地域でも、相談さぽーとを使えば問題ありません。
サービス残業や、パワハラセクハラ以外の専門家ももちろんいる
記事冒頭ではよくある相談として「サービス残業、パワハラ・セクハラ」をあげましたが、もちろん他の問題に対する専門家も紹介してもらえます。
例えば・・・
- 不当な解雇
- 不当な減給
- 育児休業を取らせてくれない
- 有給休暇を取らせてくれない
といったケースの専門家も紹介してもらえます。
労働に関する悩みはキリがないですが、どのケースに対しても全国の専門家を紹介してもらえます。
せっかくここで「相談さぽーと」という存在を認識していただいているので、今後法律関係で悩むことがあれば是非ご利用してみてください。
訴えられる側になった場合も対応可能
何かしらの理由で会社から訴えられることになった場合も、相談さぽーとで紹介してもらった弁護士さんに依頼することができます。
訴える際にも訴えられる際にも相談可能なので、今すぐ使うことが無くても万が一のときに備えて「相談さぽーと」っていうサービスがあることは覚えておいてください!
法テラスなら無料なんじゃないの?
日本には法テラスという機関があります。たまにCMもやっているので、知ってる人が多数かと思いますが、改めて法テラスの特徴を紹介します。
法テラスというのは、国が設立している法的トラブルの総合案内所です。
「相談さぽーと」と同じなのは全国の法律専門家を紹介してくれるサービスというとこ。
「相談さぽーと」と違ってくるのは「相談料の仕組み」と「費用立替の制度」です。
先に結論を言うと、個人的にはあんまり積極的に法テラスはオススメしていません。
色々な要件を満たしており、上手く使うことができれば安く済ますことも可能と思いますが、料金体系が非常に複雑です。
それでも法テラスを検討したいという方は以下で解説をしていますので、ご覧ください。
「法テラスはいいや」という方は、下のリンクをクリックして「相談さぽーとの料金」の解説へ飛びましょう。
「相談さぽーと」と「法テラス」|相談料の違い
「相談さぽーと」の料金は弁護士さんの紹介までが無料で、相談自体の料金は「弁護士事務所による」となっています。
「初回相談無料」といったサービスをしている弁護士さんもいます。
もちろん、料金が発生する場合も事前に説明があるので、「いつの間にか有料相談になっていた」ということはありません。
無料相談の内に別の弁護士さんにして欲しくなった場合、何度でも無料で交代してもらうこともできます。
相談さぽーとの相談料
- 紹介までは無料
- 相談料金は弁護士事務所による
- 有料になる前に説明がある
- 何度でも別の弁護士さんへ無料で交代が可能
そして「法テラス」はというと、「収入要件を満たし、民事扶助の趣旨に適するとした場合、3回まで相談無料」です。
収入要件というのは・・・
- 本人の月収
- 扶養親族の人数
- 住んでいる場所
- 住宅ローン
- 医療費
- 教育費
- その他生活していく上でやむを得ない支出
を考慮した上で決定されます。
民事法律扶助の趣旨に適するかどうかは・・・
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もうわかりますかね。
以前、僕も法テラスのお世話になろうと思ったことがありました。
でも結局、制度の仕組みを勉強するのに時間がかかった上に、正しく理解できたか不安が残ったので諦めました。
この記事を書く上でもう一度だけ法テラスの制度を勉強して、わかりやすく表や図でまとめてみようと思いましたが、それも諦めました。。。
「もう公式サイトへのリンクを貼っておけばいいや」って感じです笑
ここではかなり省略して書きましたが、本来はもっと複雑です。
さらに言うと、要件を満たした場合は「援助申込書」という書類を書かなければなりません。
法テラスの公式サイトへ行けば、援助申込書の書き方や、収入要件・民事法律扶助についての説明が書かれています。
記載されている内容を理解し、各要件をクリアしており、援助申込書を作成すれば、3回まで無料で相談ができます。
別に法テラスで依頼をしたい場合はそれで良いと思います。
僕は正直なところ辞めました。ややこし過ぎます。
「相談さぽーと」と「法テラス」|費用立替の違い
「費用立替」というのは、弁護士さんに依頼をしたとき着手金や実費としてかかるお金を立て替えてくれる制度です。(立替なので後から払う必要があります)
これは「法テラス」にしかない制度です。
「実費」を具多的に言うと、
- 印紙代
- 各種郵送代
- 弁護士さんの交通費
などです。
間違ってはいけないのは、1番高額になる報酬金はここに含まれていないということです。
この費用立替制度は誰でも利用できるわけではありません。
相談料のところでも触れた、「収入要件」と「民事法律扶助の趣旨に適するか」という要件に加え、「勝訴の見込みがないとはいえないこと」という要件もクリアした場合に利用できます。
相談さぽーとの料金|紹介までが無料で相談は有料
「相談さぽーと」の料金は弁護士さんの紹介までが無料で、相談自体の料金は「弁護士事務所による」となっています。
「初回相談無料」といったサービスをしている弁護士さんもいます。
もちろん、料金が発生する場合も事前に説明があるので、「いつの間にか有料相談になっていた」ということはありません。
無料相談の内に別の弁護士さんにして欲しくなった場合、何度でも無料で交代してもらうこともできます。
相談さぽーとの使い方を解説【画像付き】
相談さぽーとは面倒な手続きや書類の準備が不要です。
その後は弁護士さんと直接やり取りをするだけです。
以下で画像を使って解説していきます。
申し込みフォームから3分で依頼可能
<クリックで拡大表示>
氏名や連絡先などを入力していき、「大ジャンル」で「個人」を選ぶと以下の選択肢が出てきます。
<クリックで拡大表示>
「ジャンル」には「労働」といれてください。
「ご相談内容に近いものをご選択ください」には依頼したい内容を入れてください。
「ジャンル」で「労働」を選んだ場合の選択肢としては・・・
- セクハラやパワハラ被害について
- 不当な解雇について
- 雇用契約や就業規則について
- 給与の未払いについて
- 残業代請求について
- その他
があります。相談したい内容を選択してください。
これら以外は実際の内容を入れていただければOKです。
選択肢 | |
ジャンル | 労働 |
お勤めの形態をご選択ください | 実際の内容を選択 |
現時点のお勤め期間をご選択ください | 実際の内容を選択 |
ご相談内容に近いものをご選択ください | 依頼したい内容を選択 |
最後にフリー記入欄として200~400文字で相談の概要を入力をして、「送信ボタン」を押せばOKです。
申し込み後3日以内に弁護士さんから電話連絡が来る
申し込みフォームで送信をした後は、待ってるだけでOKです。
だいたい3日以内には相談に対応できる弁護士さんから連絡がきます。
連絡方法は弁護士さんによりけりですが、大半は電話で連絡が来ます。(まれにメールの場合もあります)
あとは電話で具体的な相談をしてもらえれば、弁護士さんが適切な対応をしてくれます。
まとめ|弁護士を無料で紹介する「相談さぽーと」のサービスを解説
この記事で伝えたい結論
- 未払い残業代は早く請求しないと、時効でどんどん消えていく
- 相談さぽーとで、自宅近所にいる弁護士さんを紹介してもらえる
- 全国どこでも対応可能
- 相談自体は有料(初回無料などあり)
- 有料になる前に必ず説明が入るから「いつの間にか有料に」ということがない
- 制度を理解できるなら、法テラスでもOK
大事なので繰り返しになりますが、未払い残業代は早く請求をしないと、どんどん請求できる金額が少なくなってしまいます。(2年で時効になるため)
一旦請求をすれば、しばらくは時効を遅らせることができます。だから1日でも早く弁護士さんへ依頼をすることが大事です。
今回紹介した「相談さぽーと」ですが、実はまだまだ認知度が低いんです。
だから「相談さぽーと」でググっても公式サイトが出てこなかったり、公式の中の別のページ(依頼ページではない所)が出てきたりしています。
以下のリンクからなら、すぐに依頼を送るページに行けますので是非ご利用ください。