【完全版】退職代行の不安をプロが丁寧に解説!体験談をもとに使い方から退職後までこれで完璧!
お疲れ様です。約30社の退職代行を徹底比較し実際に使って確認をした、労働問題専門家のベンゾー(@zangyoujigoku)です。
この記事では・・・
- 現在ブラック企業に勤務している
- 退職を決意している
- 退職を認めてもらえず、退職を延期させられている
- 自分で色々と交渉するだけの知識も自信も無い
- 退職代行の利用を検討している
という方に向けて、退職代行を使った退職の不安や使い方の流れを解説します。
具体的な内容は以下の通りです。
- 退職代行が法律的に大丈夫な理由
- 「退職」以外にもある重要なサービス
- 本当に退職代行を使うべき人は誰か
- 申し込みから退職までの流れ(LINE画像付き)
- 退職代行を使ってみた感想
- 退職代行業者を選ぶ基準
この記事は「退職代行」についてめちゃくちゃ詳しく解説しています。
だから正直、超長い記事です。
しかし・・・
「もしもブラック企業を退職する際に退職代行を使うなら、どこを使うべき?」
という質問に対する結論だけ言うなら、「退職代行SARABA」しかありえません
なぜなら・・・
- 数十万円得られる
- 長期休暇できる
- 確実に退職できる
という結果を費用24,000円で得られるのは、「退職代行SARABA」だけだからです。
他の退職代行で得られるのは、せいぜい「3.確実に退職できる」だけですね。
僕も実際に使った「退職代行SARABA」について、超詳しく紹介した記事は「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」です。
【不安解消】退職代行が法律的に問題ない理由
初めて退職代行を使う方が気になるのが、「退職代行ってそもそも大丈夫なのか?」という不安。
ここではそんな不安を解消するべく解説をしていきます。
詳しくは「退職代行とは?本当に辞められる?違法性はないのか労働問題専門家が解説」でも解説をしています。
まともな業者なら非弁行為(違法)になることはしない
よく名前を聞くような業者であれば、まず非弁行為(違法)をしないと思って良いです。
1万円を下回るような超低価格でやってるところを除けば、ちゃんと非弁行為(違法)にならないようになっていました。
なぜ一時期の退職代行は「非弁行為(違法)だ!」言われていたのか。
それは「退職」という行為は本来「本人」がやるべきで、代わりにできるのは「弁護士の資格を持つ者」か「労働組合」と法律で決められているからです。
それは「退職届」を提出することです。
「退職届」は本人に出させている
実は弁護士を除く大半の退職代行では、「退職届」だけは本人に提出させています。
退職代行が行うのは・・・
という「伝言」を会社に対してすることです。
【使う意味】「退職」以外にもある退職代行の重要なサービス
退職代行が行うのは「〇〇さんが退職したいって言ってましたよ」という伝言だけ。という解説しました。
そんな疑問が出てきますよね。
なんでわざわざ退職代行を使う人がいるのか。
それは「退職」以外にも、「言いにくいけど言いたいこと」を伝えてくれるからです。
労働者の権利を交渉してくれる
退職代行を使うことで伝えてくれることは、退職以外にもあります。
例えば・・・
- 有給休暇を使い切りたい
- 退職金を払って欲しい
- 未払いの残業代を払って欲しい
といった要望です。
しかしこれらの要望も退職と同様で、退職代行では基本的に伝えることまでしかできません。
「交渉」ができるのは一部の退職代行だけ
退職や有給休暇の消化など、これらの要望を本当に叶えようと思ったら、伝言をしてもらうのではなく「交渉」をしてもらう必要があります。
交渉というのは、本人が持っている権利を使わせるように会社に指示することで、一部の業者にしか許されていません。
「交渉」ができない退職代行は、会社に対策されてきている
最近は退職代行が認知されてきたこともあり、対策をしている会社も増えてきています。
実は交渉ができない伝言だけの退職代行の場合、会社に無視されてしまうと何もできないんです。
どういうことかと言うと・・・
これではせっかく退職代行にお願いした意味が無いですよね。
つまり、退職代行が一般的になってきた今、交渉ができない退職代行業者じゃちょっと心もとないんです。
「交渉」が一番重要なサービス
伝言しかできない退職代行は、無視をするだけで対策できてしまうため心もとないという解説をしました。
以前はともかく、今から退職代行を使うというのであれば、わざわざ「交渉ができない業者」を選ぶメリットはありません。
正直なところ、僕も本業で顧客である会社から「退職代行から連絡が来たけどどうしようか」って相談を受けることがあります。
相手が「伝言だけの業者」だってわかったら「無視してて良いですよ」と伝えています。
だからこのブログでは交渉のできない「伝えるだけの業者」は一切オススメしないと決めています。
なお、オススメの退職代行を知りたい方は「退職代行の選び方と、30社から厳選したオススメ退職代行を解説」をご覧ください。
【迷い解消】退職代行を使うべき人は誰か
結論を言うと・・・
- ブラック企業を何らかの理由で退職させてもらえない人
- 自分の権利を主張する知識と自信が無い人
という方であれば、退職代行を使うべきです。
退職代行を使うか使わないかで、会社から貰えるお金も自由になる時間も全然変わってきます。
逆に退職代行を使うべきじゃない人もいます。
それは「普通の会社に勤めている人」です。基本的に普通の会社に勤めている人なら、退職代行を使うメリットがありません。
「退職代行SARABAは誰が使うべき?実際に使ってみた」ではより詳しい解説をしています。
①ブラック企業を何らかの理由で退職させてもらえない人
これは僕に相談をしに来てくれた方のケースです。
相談内容と回答は「親族経営のブラック企業は辞めるべき?相談と回答を紹介します」から読めます。
興味のある方は読んでみてください。
相談者さんの会社では、退職を伝えたのにまったく認めてくれず、引き留めをし続けられた人がいたそうです。
退職時の引き留めが凄いのはブラック企業でよくある話です。
退職を認めてくれるまで粘り強く続けることも1つの方法ですが、何せ時間がもったいない。
退職まで何ヶ月も待たされるくらいなら、退職代行を使ってスパッと辞めてしまった方が良いです。
②自分の権利を主張する知識と自信が無い人
退職代行を使ってできることは、自分自身でもできることだけです。
退職をすることはもちろん、有給休暇を使うことも退職金を交渉することも本来は自分でできることです。
しかし、交渉をするための知識や自信が無いという場合、退職代行を利用すれば代わりにやってくれるというメリットがあります。
代表的なのは退職時の有給休暇ですね。
使わなければそれまでですが、使えば最大で40日分のお休みと給料を貰えます。
ただし、退職代行を使うべきじゃない人もいる
退職代行を使うべきじゃない人もいます。
簡単に言うと「普通の会社に勤めている人」です。
そもそもですが、退職代行を使うことで初めて主張できる権利というのは無いです。
元々持っている権利を、退職代行を使って主張しているだけです。
ですから・・・
- 自分が持っている権利をすべて把握している
- 権利を主張できる
という方は、退職代行を使う意味がありません。
使っても使わなくても結果は同じですからね。
だったら退職代行の使用料がもったいないです。
退職代行を使う罪悪感と、使える権利を比べて判断
退職代行を使うべき人と、使うべきじゃない人を解説しました。
ただ、結局のところ使うかどうかを決めるには「退職代行を使う罪悪感」と「得られるメリット」を比べて判断するしか無いと思います。
「実際に退職代行SARABAを使ったその後|改めて感じたこと」では実際に僕が退職代行を使った後に感じたことを書いています。
これから使うかもしれないけど、罪悪感があって悩んでいる方は参考にしてみてください。
退職代行を使うか悩んで、結論が出ない方へ
- 退職代行を使うべき方
- 退職代行を使わなくて良い方
- 最終的には罪悪感と比べて決めること
という解説しました。
色々書きましたが「会社や同僚に迷惑がかかるから」という理由で会社を辞めることができず、体や精神を病んでしまうこと。
これだけは絶対にダメです。
過去に相談を受けた方の大半に当てはまりますが、退職代行を使うかどうかで悩んでいるのは、我慢強い方ばかりです。
過去に何人も見てきましたが、我慢強い人ほどブラック企業でボロボロになって辞めていくことが多いです。
ブラック企業にボロボロにされて辞めていく方に僕が思うのは、なんで今まで黙っていたのか。
誰か相談できる人はいなかったのか。
- 本業では労働問題の専門家
- プライベートでは月に10件以上の相談対応
- 過去にブラック企業に勤務していた
- 退職代行を使って退職した
という経歴の僕に相談をしたい方は「仕事の悩み。無料相談を始めました!【LINE@・TwitterのDM】」をご覧ください。
【どんな感じ?】申し込みから退職まで(退職代行SARABAの場合)
ここでは退職代行を使った場合の、申し込みから退職までの流れを解説します。
なお、実際に僕が使った「退職代行SARABA」という業者を例にしています。
退職というイベント。
自分でやっても不安なイベントですが、これを他人である業者に任せるなら当然不安も増えてくると思います。
でも大丈夫。不安になるのは当日の朝までで、当日の昼くらいには解放感全開の気持ちになっています。
これは僕だけでなく、退職代行を使った他の方も同じようなことを言っていました。
だからここでは申し込みから退職日までの流れを紹介します。
流れを知っていれば、不安を感じるのがいつくらいまでで、いつからは解放感が出てくるようになるのかが分かります。
「【LINE画像付き】退職代行SARABAを使った流れ【どこから有料?】」ではより詳しい退職の流れを紹介しています。
退職代行への申し込みから退職日までを時系列で紹介
退職代行(この場合は退職代行SARABAを使ってます)への申し込みから、退職日までは以下のような時系列になっています。
- STEP1公式サイトからLINEで友達登録
公式サイトからLINEの友達登録をします。
登録をすると、すぐに退職代行SARABAから連絡が来ます。
- STEP2簡単な質問や流れを確認
サービス内容や退職までの流れを質問できます。
僕のときは有給休暇のことや、引き継ぎのことを質問しました。
【ここまで無料】
- STEP3納得できたら支払いをして依頼
【ここから有料】
サービス内容に納得ができたら、支払いをします。
支払いが完了したら依頼スタートになります。
支払いは、クレジットや銀行振込で済ませばOKです。
- STEP4職場に退職届と要望書を郵送
退職届と要望書(「離職票・源泉徴収票を送って欲しい」などを書いた書類です)を職場に郵送します。
郵送は代わりにやってくれないので、自分でやります。
退職届はコチラを使っていただいて大丈夫です↓
1 file(s) 25.76 KB有給休暇も使いたい場合はコチラがオススメです↓
1 file(s) 29.78 KB書き方を一応確認しておきたい方は「退職届(兼有給休暇届)の書き方|テンプレートをダウンロードしてサクッと済まそう」をご覧ください。Word版の退職届や書き方を紹介しています。
- STEP5あとは退職日まで待つだけ
あらかじめ指定した日になったら、退職代行SARABAが職場に電話をしてくれます。
このタイミングで、今までの不安が一気に解放感に変わります。
その後は、退職日までゆっくりしていればOKです。
ここでは簡単に時系列をまとめておきました。
より詳しく知りたい方は「【LINE画像付き】退職代行SARABAを使った流れ【どこから有料?】」をご覧ください。
【体験談】退職代行を使ってみた感想
この記事をここまでしっかり読んでくれた方は、恐らく本当に退職代行を使った方が良いくらい悩まされていると思います。
結論を言うと、僕は退職代行を使って良かったと感じています。
金銭的にも時間的にも精神的にもかなり満足しました。
実体験として感じたことを「実際に退職代行SARABAを使ったその後|改めて感じたこと」で詳しく紹介しています。
当日の朝までは不安だけど、昼頃から解放感と安心感が凄い
正直な話、退職代行から会社へ連絡が行く日の朝までは超不安でした。
このブログを含めネット上では
- 退職代行は安全!
- 簡単に辞めれた!
- もっと早く使えば良かった!
というポジティブな意見と・・・
- 退職代行は違法!
- 悪質な業者のせいで退職が無効に!
- 最後くらい自分でやるべき!
というネガティブな意見が飛び交っていますよね。
一方で退職代行が会社に連絡をした日の昼頃からは、それまでの不安が一気に解放感へ変わりました。
僕の場合は退職代行SARABAを使ったんですが、以下の画像のように連絡が来ました。
<クリックで拡大>
画像ではモザイクを書けていますが、同僚の名前が出ています。
ちょっと見にくいですが、LINEが来た時間が8時39分。会社の始業時間の直後です。
このLINEを見て「あ、本当に電話してくれたんだな」って感じになりましたね。
だって、同僚の名前は退職代行に伝えていませんでしたから。
ここまでくれば、もう引き返せないですよね。引き返すつもりもありませんでしたが。
昼ご飯を食べる頃には解放感全開になりました。
僕の場合は有給休暇で半月ほど休むことになっていたので、何をしようかワクワクでしたね。
- お金の心配いらない(有給休暇だから)
- 休み明けの仕事の心配いらない(そのまま退職だから)
- 嫌がらせの心配いらない(顔を合わせずに退職だから)
この状態で半月休めるって最高ですよ。人生の中でも珍しい期間。
POINT
- 当日の昼頃から解放感全開になる
- お金も仕事も心配せずにガッツリ休める
金銭的にも時間的にも得をした
退職時の楽しみと言えば、僕なら有給休暇を全部消化することと答えます。
僕は残っていた有給休暇の関係で、半月ほど会社を休んだ後に退職日がくるようにしておきました。
まずお金ですが、退職代行に掛かる金額が3~5万円です。
仮に給料20万円の人が半月分の有給休暇を使えば、単純に考えて10万円前後の給料が発生します。
この時点で、金銭的に退職代行を使ったことが得なのは明らかですね。
次に時間です。
退職代行を使わなかったら半年以上は引き延ばされていたであろう退職日ですが、わずか半月後に退職という結果になったことも嬉しい話でした。
最初は心配していた家族も、喜んでくれた
退職代行を使おうという方の中には、家族からの反対を恐れている方も多いのではないでしょうか。
僕の場合は、「退職代行を使う」と言った瞬間は不安がられました。
例えば・・・
- そんな辞め方をして大丈夫なのか
- お金が結構掛かるんじゃないのか
- 次の仕事に影響は出ないのか
と言った疑問・質問がありました。
でも現職の状況を伝えると、意外なほどあっさりと理解を示してくれました。
実は普段から、以下のような会社や上司の愚痴を家族に伝えていたんですね。
- 仕事のできない上司がいて困る
- 実績が出ているのに評価してもらえない
- 給料やボーナスが安い
程度の差はあれど、よくある愚痴ですよね。
家族の中でも「そんな酷い会社なら辞めれば良いのに」という想いがあったんだと思います。
退職代行を使うこと自体が問題の無いことだってわかれば、あっさりと理解してくれました。
これから退職代行を使おうとしている方で、家族の理解が得られるか心配だという方は、今の内から雑談程度にでも現職の酷さを伝えておくと良いですね。
POINT家族の理解を得るには、普段から現職の酷さを伝えておくことが大事!
ただし、一部の人とは人間関係が無くなった
ここまでは以下のような話をしてきました。
- 当日の朝までは不安だったけど、解放感に変わった
- 金銭的にも時間的にも得をした
- 家族も喜んでくれた
しかし良いことばかりではなく、デメリットも当然あります。
それは「前職の一部人間関係が崩れたこと」です。
退職代行を使うことで前職の人間関係の一部は崩れます。
言うまでも無く無理矢理な退職をするためですね。
しかし僕自身の経験上・・・
- 崩れて欲しい人間関係は崩れる
- 崩れて欲しくない人間関係は崩れない
となっています。
いないと思いますが、前職の人全員と変わらず仲良し関係を続けたいなら、退職代行はオススメしません。
最後くらい従業員の権利を使いませんか?
退職代行を使ってみた感想、退職代行で得られたものなどなど紹介してきましたが、率直に言って使って良かったと思っています。
退職代行で無理矢理辞めたことで、職場に残った従業員には迷惑をかけてしまいました。
この罪悪感は絶対出てきますし、そう簡単に消えないと思われます。
でも、もしもあのまま退職代行を使わなかったらどうなっていたか・・・
- 退職日が半年~1年は遅れていた
- その間、ずっと嫌がらせを受け続けることに
- 給料もボーナスも期待できない
- どうせ辞める仕事にモチベーションが上がらない
- 辞めるときに有給休暇は使えなかった
- もしかしたら転職先に断られていたかも
- 精神を病んでいたかも
退職代行を使わなくても退職することはできます。
でも退職できれば良いってもんじゃないですよね?
僕が嫌いな言葉で「飛ぶ鳥跡を濁さず」というのがあります。
散々奴隷のように使ってきたクセに、最後は綺麗にしていけだなんて虫が良すぎます。
ブラック企業で散々な目に合ってきたのなら、最後くらい従業員の権利を使うべきだと思いますよ。
そもそも、退職代行で得られるものなんて、普通の会社なら当たり前のように得られるものです。
退職代行で悪いことをしようってわけじゃありません。
最初から持っている権利を使うだけです。
最後くらい従業員の権利を使いませんか?
【重要】退職代行業者を選ぶ基準
退職代行を使う決心ができたら、業者選びをします。
退職代行において業者選びは超重要なことです。
僕が1番オススメする退職代行業者を使った場合と、オススメしていない退職代行業者を使った場合では、得られる結果が全然違います。
- 退職はできる
- 残っている有給休暇を使い切れる
- 未払い残業代を受け取れる
- 制度があれば退職金を受け取れる
- 費用は24,000円
- 退職はできる
- 有給休暇を使いたければ自分で請求
- 未払い残業代は自分で請求
- 退職金を貰いたければ自分で請求
- 費用相場は30,000円
こんなに違うことからも、退職代行選びが重要であることはわかりますよね。
ここでは・・・
- どんな基準で選ぶべきなのか
- 注意すること
- 約30社から厳選したオススメの退職代行業者
を紹介します。
結論は書くようにしますが、「重要なことなのでもっと詳しくしたい!」という方は「退職代行の選び方と、30社から厳選したオススメ退職代行を解説」もご覧ください。
1番重要視すべきは「交渉できること」
退職代行を選ぶためには・・・
- 【1番重要】交渉できること
- 【相場以下】料金
- 【深夜も対応可】対応の早さ
この3点が重要です。
その中でも特に重要な「交渉できること」を解説します。
その他2点については「退職代行の選び方と、30社から厳選したオススメ退職代行を解説」で解説をしています。
交渉ができるかどうかは、従業員が持つ権利を使えるかどうかと言っても過言じゃありません。
例えば退職代行に「有給休暇を使いたい」とお願いした場合、交渉できる業者とできない業者で以下のような違いがあります。
- 会社に訴えかけるイメージ
- 実際に使わせることが可能
- 会社は無視すると違法
- 単なる伝言
- 会社が無視したら使えない
- 会社は無視しても違法じゃない
有給休暇は最大で40日まで溜めることが出来ます。
40日溜まった有給休暇を全部消化するか、まったく使わないかでは、約2ヶ月の休みと給料という違いが出てきます。
もの凄い金額と時間の違いがありますよね。
退職代行として依頼した業者の違いだけで、これだけの違いが出てきます。
もちろん「未払い残業代を請求したい」「退職金を支払って欲しい」というお願いでも、有給休暇と同じ違いが出てきます。
注意①|「弁護士監修」と「弁護士代行」を間違えないこと
「弁護士監修」と書かれた退職代行は非常に多いです。
結論を言うと「弁護士監修」と書かれた退職代行は、絶対に選んじゃダメです。
繰り返しますが退職代行を選ぶ上で、一番重要なのは「交渉ができること」です。
「弁護士の退職代行」は交渉ができる退職代行の代表的なものです。
じゃあ「弁護士監修の退職代行」も交渉ができるのでしょうか?
できません。
弁護士が監修しているだけで、退職代行自体は普通の人が対応しているので「交渉」をすると非弁行為(つまり違法)となります。
「弁護士監修」と書かれた退職代行のサイトをよく読んでみてください。
必ず以下のような文章が書かれています。
- 交渉はできません
- 弁護士は業務をしていません
- 交渉したい場合は弁護士に依頼してください
「弁護士監修」の退職代行に依頼をしたら、絶対に退職失敗するというわけじゃありません。
しかし少なくとも有給休暇などの権利を主張してもらうことはできません。
もし権利の主張をしたいなら、自分でやるしかありません。
「弁護士監修の退職代行 」を選んじゃダメな理由について、「【要注意】弁護士監修の退職代行は絶対に選んじゃダメ!労働問題の専門家が解説」でより詳しく解説しています。
腑に落ちない方は是非ご覧ください。
POINT
- 「弁護士監修」の退職代行は絶対選んじゃダメ
- 弁護士監修の退職代行は交渉ができない
- 「弁護士監修」と「弁護士の退職代行」は別物
- 従業員の権利を主張するなら、自分でやることになる
注意②|その他のアピールは無視してOK
退職代行の中には、様々なアピールを行っている業者がいます。
メジャーな退職代行で行っているアピールは以下の通りです。
- 退職成功率100%
- 退職届プレゼント
- カウンセリング
- 転職サポート
この辺のアピール(というより、先述した「交渉」「料金」「対応の早さ」以外)は、退職代行業者を選ぶための基準としては無視してOKです。
いずれも「交渉ができる」というアピール1つで吹き飛ぶほどどうでも良い内容になっています。
結局どこがいい?約30社から厳選した退職代行業者2選
退職代行業者を選ぶための基準を解説してきました。
まとめると以下の通りです。
- 1番重要視すべきは「交渉できること」
- 他に「料金」と「対応の早さ」も大事
- 「弁護士監修」の退職代行は絶対に選んじゃダメ
- その他のアピールは無視してOK
これらを満たした退職代行業者として、ランキングを作るなら以下のようになります。
- 【1位】退職代行SARABA
- 【2位】フォーゲル綜合法律事務所
- 【3位以下】なし
違いを比較するとこのようになります。
料金 | 交渉 | 対応時間 | 裁判の代理人 | |
---|---|---|---|---|
1位:退職代行SARABA | 24,000円 | 可能 | 深夜でも可能 | 不可能 |
2位:フォーゲル綜合法律事務所 | 50,000円 | 可能 | 深夜でも可能 | 可能 |
※違いがある部分を赤文字にしています
※名前をクリックすると、それぞれを詳しく解説した記事へ飛びます。
なお30社ほど比較検討をしましたが、3位以下はありません。
なぜなら1位と2位の退職代行以外は、以下のいずれかに当てはまるからです。
- 交渉ができない
- 交渉はできるけど料金が高い
- 交渉もできて料金も同等だけど対応が遅い
参考
- 「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」で詳細をチェック
- 「本当に24時間対応の弁護士退職代行|フォーゲル綜合法律事務所」で詳細をチェック
ちなみに1位と2位の退職代行以外で比較検討した退職代行業者は以下の通りです。
※すでにサービス廃止している業者もあります。
退職代行jobs | EXIT | 退職代行プラスサービス | ニコイチ | 辞めるんです | 退職代行コンシェルジュ | 辞め恥 | 退職代行センター | 退職代行サービスEspoir | 退職代行のミカタ | カワルプラス | 退職代行ChangeLife | RETIRE | GIVE UP | 退職代行オフィスエイジア | 退職支援アシスタント | 退職専門電話代行 | ヤメヨッカ | 退職代行クイッククイット | すっきり電話代行 | NEXT | 弁護士法人川越みずほ法律会計 | 汐留パートナーズ法律事務所 | ウラノス法律事務所 | スピード退職.com | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 29,800 | 50,000 | 19,800 | 24,000 | 30,000 | 30,000 | 50,000 | 30,000 | 20,000 | 24,000 | 50,000 | 35,000 | オプション多数で判断不可 | 30,000 | オプション多数で判断不可 | オプション多数で判断不可 | 30,000 | 50,000 | オプション多数で判断不可 | 24,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 50,000 | 60,000 |
交渉 | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | できない | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 |
対応時間 | – | 深夜不可 | 深夜不可 | 深夜不可 | – | – | – | 深夜不可 | 深夜不可 | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | – | 深夜不可 | – | 深夜不可 | – | – |
「対応時間の早さ」については、全部の業者で検討をしていません。
退職代行のことで相談したい方
自分で言うのもなんですが・・・
- 本業が労働問題専門家
- 元ブラック企業の従業員
- 退職代行を約30社調べた
- 実際に退職代行を使って確認した
という経歴からして、かなり退職代行について詳しいと思っています。
もし、この記事を読んで「退職代行のことが分からない!」ということがあれば、遠慮なくご相談ください。
なお、僕への相談方法は「仕事の悩み。無料相談を始めました!【LINE@・TwitterのDM】」で紹介しています。
毎月10件以上の相談に対応していますが、必ず返事をします。
まとめ|退職代行の不安を実際に使ったプロが丁寧に解説!
この記事で伝えたい結論
- 大半の退職代行は法律的に問題ない
- オススメの退職代行なら、ブラック企業でも従業員の権利を使える
- 重要なのは「交渉できること」
- わからないことがあれば相談してください!
退職代行でよくある不安の解決、使い方から退職までの流れを徹底的に解説しました。
どうしても主観的に説明しなければならない部分は、僕自身が退職代行を使うことで体験談として解説してみました。
それでも不明なことがあれば、僕に直接相談をしてください。
絶対避けて欲しいのは、「よくわからないから」という理由で放置を続けて、ブラック企業に使い倒されてボロボロになることです。
そんな方は「何もわからない方向け|失敗しない転職活動のやり方を9個のステップで解説」をご覧ください。
「年収を上げつつ毎日定時で帰る」という転職に成功した僕が、労働問題の専門家としての知識も交えて、失敗しない転職活動の方法を解説しています。