【要注意】弁護士監修の退職代行は絶対に選んじゃダメ!労働問題の専門家が解説
お疲れ様です。本業は労働問題の専門家。約30社の退職代行を調べて比較し、実際に使って確認をしたベンゾー(@zangyoujigoku)です。
この記事では「弁護士監修の退職代行だけは絶対に選んじゃダメな理由」を解説します。
こんな方に読んで欲しい
- 退職代行をどこの業者に任せるようか悩んでたら、「弁護士監修」という単語をよく見るようになった
- 弁護士の退職代行なら色々安心って聞くけど、弁護士監修も同じかな?と思って調べてみた
結論を言うと「弁護士監修の退職代行」は絶対に使ったらダメです。
この記事を読んでいただければ、弁護士監修の退職代行を使ったらダメな理由がわかり、代わりに使うべき退職代行もわかります。
そしてオススメの退職代行を使えば、「労働者の権利」をフル活用して退職することができるようになります。
フル活用できる「労働者の権利」を具体的に言うと以下の通りです。
- 有給休暇を全部消化して退職
- 未払いの残業代を回収
- 退職金の回収
場合によっては100万単位のお金と、約2ヶ月の休暇を得る権利を捨てることになります
僕自身も退職代行を使って退職をしました。
そのときは有給休暇で半月ほど休んで(もちろん給料有り)、悠々自適な大人の夏休みを楽しみましたね。
退職代行を使おうと調べてみたけど、
- 退職代行業者が多すぎる・・・
- どこの退職代行を使うべき?
- 色んな種類があるけど何が違うの?
そんな方にひと言。
「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」では、
- 約30社の退職代行を調べた
- 各業者を比較をして検討した
- 実際に複数の退職代行に連絡を取った
- 退職代行SARABAを実際に使って確認した
- 本業は労働問題の専門家
【前提】弁護士監修と弁護士の退職代行は全然違う
「弁護士監修の退職代行」と「弁護士の退職代行」はまったくの別物です。
名前が似ているだけで、性質は全然違います。
「弁護士の退職代行」は弁護士が行っている退職代行なので、代理行為が可能になります。
対して「弁護士監修の退職代行」は弁護士さんが監修しているだけです。実際に行為をするのは弁護士でない人なので、代理行為は不可能です。
【結論】弁護士監修の退職代行は絶対に選んじゃダメな理由
- 弁護士監修の退職代行は会社に無視されると何もできない
- 最悪、非弁行為(違法)になる
- サービス品質の割に料金が高い
弁護士監修の退職代行を絶対に選んではいけない理由は上記の通りです。
【理由①】弁護士監修の退職代行は会社に無視されると何もできない
弁護士監修の退職代行は「伝言」しかできません。
例えば依頼者Aさんが「退職したい」と代行会社に伝えたとして、弁護士監修の退職代行は「Aさんが退職したいって言ってますよ」と伝えるだけです。
この伝言に強制力は皆無です。
会社に無視されると何もできなくなりますが、それでも退職に成功したという事例は山ほどあります。
なぜ退職に成功するのでしょうか?それは退職届を本人が出しているからです。
退職という行為自体、退職届を提出するだけで成立します。そこに退職代行か介入しても効果は変わりません。
じゃあ退職代行は何のために存在するのか?
それは退職以外にも労働者の権利があるからです。
労働者の権利というのは冒頭でも紹介した以下のものです。
- 有給休暇を全部消化して退職
- 未払いの残業代を回収
- 退職金の回収
POINT
- 弁護士監修の退職代行は会社に無視されると何もできない
- それでも退職自体は成功する
- その他の労働者の権利を使うのは困難
【理由②】最悪、非弁行為(違法)になる
弁護士監修の退職代行は最悪の場合、非弁行為といって違法行為になります。
例えば、依頼者が未払いの残業代を回収したいと弁護士監修の退職代行にお願いしたとします。
これに対し、弁護士監修の退職代行が会社に請求をすることは、非弁行為と言って明確な違法行為です。
もちろん会社は従わなくて良いです。
未払い残業代や退職金、有給休暇の請求を本人に代わって行えるのは「弁護士の退職代行」か「労働組合の退職代行」だけです。
この辺りのことを踏まえて僕がオススメする退職代行は断然「退職代行SARABA」です。
オススメする理由は「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」で紹介しています。
POINT
- 「弁護士監修の退職代行」では未払い残業代や有給休暇の請求ができない
- 請求ができる退職代行のオススメは退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説で紹介中
【理由③】サービス品質の割に料金が高い
「弁護士監修の退職代行」は
- 会社に無視されると何もできない
- 未払い残業代や有給休暇の請求ができない
ということだけど、その分料金が安いんだよね?
ここまで「弁護士監修の退職代行」はサービス品質が劣っているという話をしてきました。
通常、サービス品質の悪い商品の場合、代わりに料金が安いのが当然ですよね。
しかし「弁護士監修の退職代行」は相場と同じくらいの料金になっています。
退職代行の料金相場は以下の通りです。
料金相場 | |
弁護士の退職代行 | 50,000円 |
その他の退職代行 | 30,000円 |
「弁護士監修の退職代行」は「その他の退職代行」に含めています
なんでサービス品質が悪いのに、相場通りの金額で営業ができるのでしょうか?
【注意】弁護士監修の退職代行で起こりえるデメリット
- 労働者の権利を使えずに退職することになる
- 対策ができている会社が増えてきた
- 何のために退職代行に依頼したのかわからなくなる
弁護士監修の退職代行で起こりえるデメリットは上記の通りです。
労働者の権利を使えずに退職することになる
- 有給休暇を全部消化して退職
- 未払いの残業代を回収
- 退職金の回収
上記が退職時に使いたい労働者の権利です。
しかしこれらの権利は「弁護士監修の退職代行」では請求できません。
もし、使いたいなら退職者本人が請求しなければなりません。
言葉だけではピンとこないかもしれないので、仮の数字で計算してみましょう。
- 勤続3年目
- 月給25万円
- 有給休暇は使ってない
- 毎月の未払い残業は2万円分
仮に上記のような状態の方が、退職すると以下の権利があります。
- 有給休暇として1か月分のお休み
- 有給休暇として25万円
- 3年分の未払い残業代として約72万円
繰り返しますが「弁護士監修の退職代行」ではこれらの権利を得られません。
対策ができている会社が増えてきた
2017年頃は正直なところ「弁護士監修の退職代行」でも何とかなっていました。
なぜなら会社側が退職代行に慣れていなかったからです。
先述したように「弁護士監修の退職代行」に対して会社側が無視をすれば何も起こりません。
しかし退職代行が流行り始めた2017年頃は、会社側も慣れておらず対応してしまうことが多かったです。
今は退職代行もメディアに取り上げられ、知名度が高くなってきています。
会社側もキチンと対策できています。
正直なところ、僕自身が本業では会社から相談を受ける立場です。
実際に顧問先の会社から「退職代行から電話来たんだけど」と相談を受けたとき、「弁護士監修の退職代行」だったら無視するように言っています。
今の時点で「弁護士監修の退職代行」を使って有給休暇や未払い残業代の回収ができるとしたら、相当運が良いと思えます。
POINT
- 昔は「弁護士監修の退職代行」でも請求できた
- 今は対策できている会社が多いから困難
- 「弁護士の退職代行」や「労働組合の退職代行」なら、今でも安心して請求できる
何のために退職代行に依頼したのかわからなくなる
「弁護士監修の退職代行」では、会社に無視されてしまうと何もできません。
無視された場合、自分自身で会社に請求をするか、諦めるかの2択になります。
一旦退職代行から連絡が行った後に、自分自身で会社に連絡をしなければならないとか地獄ですね。
だったら退職代行を使わずに、最初から自分で会社に伝えた方がまだマシじゃないかと。
弁護士監修の退職代行はこれ!
「この会社が弁護士監修の退職代行(あるいは弁護士監修ですらない)退職代行業者だよ!」
って書こうと思いましたが、流石に名指しはやめておきます。
見分け方としては、退職代行業者のサイトをよく読んでみてください。
必ず以下のような文章が書かれています。
- 交渉はできません
- 弁護士は業務をしていません
- 交渉したい場合は弁護士に依頼してください
使うべき退職代行はこれ!
逆に使うべき退職代行業者は上記2社のどちらかです。
その中でも僕のオススメは断然「退職代行SARABA」です。
※名前をクリックすると、それぞれを詳しく解説した記事へ飛びます。
「退職代行SARABA」を断然オススメ!としている理由はで「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」紹介しています。
退職代行に関する質問と回答
このブログを運営していると、退職代行について質問を頂くことがあります。
質問が多くなってきたのでQ&Aページを作成しました。
疑問のある方はまずは「【Q&A】退職代行SARABAの質問に回答しました」をご覧ください。
退職という大事なイベントのことなので、細かいことでも気になるならしっかり確認をするべきです。
相談はTwitterのDMかLINE@を使って無料でやっています!
詳しくは「仕事の悩み。無料相談を始めました!【LINE@・TwitterのDM】」を読んでください。
まとめ|弁護士監修の退職代行は絶対に選んじゃダメ!
この記事で伝えたい結論
- 「弁護士の退職代行」と「弁護士監修の退職代行」は別物
- 「弁護士監修の退職代行」を使うメリットは無い
- 「弁護士監修の退職代行」を使うと労働者の権利を請求できない
「弁護士の退職代行」と「弁護士監修の退職代行」で名前を似せているのって、悪意を感じますよね。
うっかりと「弁護士監修の退職代行」を使うのだけは絶対にダメですよ。
逆に使うべき退職代行業者は下記2社のどちらかです。
退職代行を使おうと調べてみたけど、
- 退職代行業者が多すぎる・・・
- どこの退職代行を使うべき?
- 色んな種類があるけど何が違うの?
そんな方にひと言。
「退職代行SARABAが絶対に最強な理由を労働問題専門家が徹底解説」では、
- 約30社の退職代行を調べた
- 各業者を比較をして検討した
- 実際に複数の退職代行に連絡を取った
- 退職代行SARABAを実際に使って確認した
- 本業は労働問題の専門家