転職経験のないブラック企業の社畜に知って欲しい事実
お疲れ様です。SEから労務のプロ(社会保険労務事務所職員)へ転職したベンゾー(@zangyoujigoku)です。
この記事はTwitterで募集をした、「ホワイト企業自慢をしよう!」という企画に関する内容です!
【緩募】
ブラック企業自慢ってあるあるだけど、ホワイト企業自慢ってあんまりしてる人見ないな。もし「自分、ホワイト企業で仕事してます」って方がいたらお話聞かせ欲しいです。
何人かいたらブログに寄稿してもらうのも検討中。— ベンゾー@ブラック企業をぶっ壊す (@zangyoujigoku) August 29, 2019
応募してくださったのは、エリート痔主ブロガー「リリン」さん(@Lirin522)
ありがとうございました!
このインタビュー記事は以下のような方に「ズバッ!」とくる内容になっています
- ブラック企業に勤務中
- 世代問わない
- 給料の高い会社に行きたい
- 大手に入りたい
- 今の会社しか知らない
現在ブラック企業に務めている方へ、リリンさん的な結論は「世の中には色んな会社があることを知って欲しい」です。
ちなみに他のインタビューとも合わせて、ホワイト企業自慢をまとめた記事は「【ホワイト企業の特徴まとめ】実際に勤務してる人に聞いたリアルな情報」からどうぞ。
会社を辞めたくなってから転職活動をすると・・・
- 早く転職したくて会社を選ぶ余裕が無かった
- 焦って変な会社の内定で妥協する
- ブラック企業に入った新入社員
- 転職で失敗したくない人
リリンさんへのインタビュー
自己紹介|大手化成メーカー勤務の痔主ブロガー
年齢は(インタビュー時点で)28歳で、妻と1歳の娘の3人家族です。
某大手化成メーカーの製薬部門に勤めています。
リリンさんのTwitterはコチラ(@Lirin522)
「エリート痔主Blog」というブログの運営もしている方です。リリンさんはブログ名の通り「痔」を所有しております。
ブログの内容は痔の話だけでなく、ゲーム・子育て・仕事などなど様々な分野を扱っています。
ちなみに僕は痔の手術をした経験があります。そのときの体験談はリリンさんの別ブログでインタビューを受けております。痔の手術を控えている方は是非ご覧ください。
⇒【インタビュー記事】あと一歩で人口肛門!?重度の痔を患っていた「ベンゾー」さんにインタビュー!
どんな職場でどうやって入った?|医薬品系で転職経験なし
実験室で白衣を着て、フラスコを振っているイメージをしていただくのが良いかと。
部下などはいない、普通の平社員ですね。
現在の会社に新卒入社してから、ずっと同じ工場で働き続けています。
工業系高専だったので、工業系、化学系の勉強を主に修め、20歳のときに就職をしました。
入社前には企業研究や市場調査、勤務先の評判などをチェックしましたか?
とはいっても、一般的な大学生の方が行っているような本気の企業研究ほどはやっていないつもりです。
ぶっちゃけ、今の会社を選んだ最大の理由は「企業一覧の中の【あ行】で一番最初に目についたから」です。
会社を選んだ最大の理由が「あ行で目についたから」とのことですが、その選び方に後悔はしませんでしたか?
結果的にいい会社を選べたのは事実ですし、就活初心者がいくら悩んだり考えたところで最適解なんてゼッタイ分からないとも思っていました。
いろんな選択肢から悩むぐらいなら、さっさと決めて、面接対策等に取り組んだほうが良いという判断です。
確かに就活をしたことの無い人だと、仕事に対する価値観も定まってないですし、何に重きを置くか不明なことが多いですもんね。
務めている会社は・・・
- 医薬品関係の業種
- 高専卒で入社
- 入社前の評判チェックはあまりしていない
- 答えの無い部分を悩むのくらいなら、面接対策をする方が良い
会社のホワイトっぷりがヤバい|ボーナスが6ヶ月分/年
1年目のときから職場は全体的にホワイトの雰囲気でしたし、上司や同僚各位もとても良い方に恵まれていると思います。
そんな職場ですが、ホワイトな理由を以下の3つから選ぶとしたらどれが当てはまりますか?
- 経営者が優秀だから
- 業界全体が良いから
- 従業員が優秀だから
すべて当てはまっていると言えば当てはまっていると感じています。
弊社の経営は「多角化と取捨選択」を重きに置いています。
事業領域はかなり多岐に渡るのですが、その中で「自社の強みを生かせる領域を積極的に拡大、投資しつつ、業績が見込めない領域は早期に縮小、撤退する」という方針を貫いてきました。
ひとえに、経営手腕のたまものだと言えます。
というか、そういう経営理念が一般従業員であるリリンさんにも正確に伝わってるっていう状態も素晴らしいです。
大手企業なので、職務規定や残業規制などがちゃんとあるところは当然なのですが、それ以上に弊社がホワイトたるゆえんは「業績が良いこと」に尽きます。
福利厚生はトップクラスに充実しています。
ボーナスもここ10年ぐらいはずっと6ヶ月分/年を維持しています。
なんにせよ、会社自体が裕福だと色んな問題もお金で解決できるから心に余裕が生まれますね!
リリンさんの会社のホワイトなところは・・・
- 業績を伸ばし続ける経営者の手腕がすごい
- ボーナスは年間で6か月分貰える
- 入社時からずっとホワイト
- 業績が伸び続けている
社内の人間関係|上司によってブラックかホワイトかは変わる
私の職場にも、「部下になった人がほぼ100%退職、転属、うつになる」という人がいます。
私も一時期(直属の部下ではないですが)一緒に仕事をしていて、業務で衝突するようなことがありました。
「正論で人格を殴りつけてくる」ような人ですね。
会社や組織がどうこうという話ではないですね。
そのヤバい上司と一時期一緒になったということですが、どのようにして切り抜けましたか?
自分は会社の人とはそれなり以上に仲良くやっているつもりですが、その方とはどうしても相いれない何かがあるので、一種の諦めですね。
こちらが受け流す姿勢なら、向こうもそんなに干渉してこなかったので。
ちなみにヤバい上司ですが、会社からは目を付けられていないのですか?
まぁ、どういう経営判断なのか、真相はわかりませんね。
上司との人間関係は・・・
- ホワイト企業でも上司によってはブラックになる
- 余分なコミュニケーションを取らない
- 会社側もヤバい上司の扱いに困っている
従業員の入退社|足りない世代の補充程度
正直、詳しい数字を調べたことはありません。
大部分は定年退職の方ですが、1~2割ぐらいは自主退職、転職などが含まれると思います。
では逆に、入社する人は年間何人くらいですか?
加えて、数の把握はできないのですが中途採用の方も相当数いるはずです。
弊社はここ数年でかなり従業員数が増えましたが、かなり中途採用に力を入れているようです。
中途採用に力を入れているみたいですが、人手の足りていない現場があるのですか?
中途採用で積極的にとっているのは、主に30代です。
なので、その年代だけ極端に従業員数が少ないんです。
中途採用で、その穴をどんどん埋めているという段階です。
入退社の状態はこんな感じ!
- 退職の大半は定年退職
- 入社は新卒+中途
- 中途は就職氷河期世代を積極的に募集中
入社の敷居は?部門によって全然違う
入るためのルート次第ですね。
私のように高専卒の現場配属で入る場合や、高卒18歳で現場配属を目指す場合にはそこまで(学校成績や就活対策の)レベルは高くなくても狙えます。
私の学生時代の成績は「中の下~下の上」でした。
東大京大は当たり前の世界です。
東大卒の学閥、京大卒の学閥が普通にあります。
入社の敷居は・・・
- 部門によって違う
- 学歴を重要視しない部門もある
- 東大、京大が当たり前という部門もある
ブラック企業について|もはや別の世界の話
「はえ~、こんな企業もあるんやな~」と思いながら眺めてますよ。
「朝から夜中の0時まで働いて、頭がまともに働くわけないじゃん」という感想しかでてきません。
正直、生きる世界が違うぐらいの感覚です。
ではもしもリリンさんが同じようなブラックの環境に行ってしまった場合、どうしますか?
今なら、ブロガーさんたちとの交流などもあってブラックに対する対処法がかなり知っています。
労基タレコミやらなんやらでブログネタもたくさん稼ぎたいと思います。
ブラックへの対処法なんかは、このブログでも実際にネタにしていますね。
そもそもそういう部類の人間とは友人知人になることがありませんが。
(「奢れ」もお互い完全な冗談だと分かっている仲です)
「アイツならまぁ、ホワイト企業でゆるふわサラリーマンをやってるんだろうな」的な。
リリンさんにとってブラック企業は・・・
- もはや別の世界の話
- もしもブラックに入ったら限界になる前に辞める
- ブラックにいる友人知人からは羨ましがられてる
帰宅後や休日|保育園の迎えができる
ホワイトゆえに毎日定時上がりできているので、保育園の迎えなどは自分が担当しています。
嫁さんに怒られそうですがw
独身時代に比べて飲む頻度はガクンと減りましたが、たまにある会社の飲み会などはとっても楽しい時間です。
会社から帰宅後や休日は・・・
- 娘さんの保育園の迎えができる
- 娘さんの成長を見るのが楽しみ
- 副業のブログ運営
転職を検討している人へ|気負いせずにどんどん進めるべき
素晴らしいメッセージありがとうございました!
まとめ|色んな会社があることを知って欲しい
リリンさんの会社のホワイトっぷりは・・・
- 経営者が優秀でホワイト
- ホワイト企業はホワイトっぷりがヤバい
- 帰宅後に保育園の迎えができる
- ブラック企業はもはや別の世界の話
- 上司によって変わるのはブラックと一緒
転職を検討するなら・・・
- 有名企業でも部門によっては敷居が高くない
- 足りない世代は中途で補充してる
- 価値観が定まってないなら、企業研究よりも面接対策などを重視
- 転職するなら気負いせずにどんどん進めるべき
新卒時からホワイト企業に勤めることができた、リリンさんへのインタビューでした。
なんだか若くして成功した人って感じで、ものすごく心の余裕のある方って感じでした。インタビュー時も娘さんのお世話を積極的にやっていて、イクメンパパって雰囲気。
「大手のメーカーって高学歴の人しか入れない。それこそ東大・京大レベルじゃないと無理」って思ってましたけど、部門によってはそうでもないようですね。
しかも部門が違ってもホワイト企業の恩恵は受けられるという。
もちろん東大・京大の人たちの部門に比べれば給与は低いんでしょうけど、ボーナスで年間6ヶ月も貰えるならまったく問題ないですね。
世代ごとに人数の補充をしているということは、年齢に関わらず転職できるチャンスがあるということにもなりますね。長期間その会社で勤めていても、人員が少なくなるデメリットも少ないです。
リリンさんも言っていますが、世の中には色んな会社があります。今、ブラック企業で疲弊しているのなら、他にどんな会社があるのかちょっと調べてみてはいかがでしょうか?
めちゃくちゃ良い会社に入るのは難しくても、現状よりは良い会社が多いはずですよ。
会社を辞めたくなってから転職活動をすると・・・
- 早く転職したくて会社を選ぶ余裕が無かった
- 焦って変な会社の内定で妥協する
- ブラック企業に入った新入社員
- 転職で失敗したくない人