SEから異業種への転職がオススメな4つの理由|実体験+α
お疲れ様です。SEから労務のプロ(社会保険労務事務所職員)へ転職をしたベンゾー(@zangyoujigoku)です。
この記事では「SEから別業界への転職」の実態について紹介します。
この記事を見ているあなたは、
- 現在SEとして働いている
- でもなんだかこのまま続けていくのが不安
- 他の業界へ転職するのってどうなんだろ?
というようなことを考えていませんか?
僕は実際にSEから異業種へ転職をしました。でも実際に転職をするまではあなたと同じように、異業種への転職を不安に思っていました。
結論として、僕は異業種への転職は「アリ」だと考えています。
今回はSEから異業種への転職が「アリ」である4つの理由を紹介していきます。
転職についての疑問を抱えながら働き続けても、良い結果は出てきません。
ここで疑問を解消して、転職する・しないを決めてしまいましょう!
実は5年もあれば100人に1人の人材になれるから
同じ職種でずっとがんばっても良いんですけど、自分自身の成長を望むなら5年で一区切り付けてみましょう。
同じ仕事を続けていくことで、周りの人より知識・経験が増えていきますよね。そうしていく内に、あなたは「100人に1人の人材」になることができます。
例えばあなたがIT企業の医療システムを扱う部署で働いているとします。日々の業務として、病院を相手に便利な医療ソフトの提案や開発を行っているとしましょう。
その部署で働き続けることで、パソコンスキルや医療現場の知識を身に付けられますね。つまりあなたはその他大勢の中で、パソコンと医療現場に詳しい人材になれるわけです。
その仕事を続けていけば、適当に集めた100人の中で1番パソコンと医療現場に詳しい人材になれます。それが「100人に1人の人材」です。
では「100人に1人の人材」になるためにはどのくらい仕事を続けていけば良いと思いますか?
実は一般的に1万時間と言われているんです。この1万時間についてもう少し掘り下げましょう。
まず、あなたが1年間にどのくらい働いているのかを計算します。
一般的な会社では、1日8時間働くこととなっており、それ以降は残業となりますよね。
そして土日祝日はお休み。(休日出勤ということもありますが)
そうなると、1ヶ月で働く時間が計算できますね。残業が無かったと仮定した場合、1ヶ月辺り170〜176時間になるんです。
では1年間にすると何時間になるでしょうか?単純に12倍すれば良いわけですが、年末年始やお盆を考えると少し減ります。
ざっくり計算すると「1年間で2、000時間働いている」という答えになります。
ここまでくると、1万時間に必要な期間がわかりますね。
5年必要となります。(残業を考慮していません)
つまり、「100人に1人の人材」になるには5年間勤めれば大丈夫ということです。
「100人に1人の人材になるには5年必要」という話をしました。
では5年以上勤めたらどうなるでしょうか?実は最初の5年間ほどの成長は望めないんですよね。
ある程度の知識経験が備わると、それ以降は「慣れ」の影響が強くなるからですね。
SEという職が好きで、ずっとやっていたいと思うなら10年でも20年でも働けば良いと思います。きっと仕事に慣れが出てきて、どんどん楽に感じるはずです。
ですが、SEでいることを悩んでいたり、もっと成長したいと考えているなら異業種へ転職してしまうのもひとつの手段です。
異業種ではIT化が全然進んでいないから
実際に僕が異業種へ転職して驚いたことなんですが、思っている以上にIT化が進んでいないんです。その辺りを紹介していきますね。
僕は20代後半でSEから社会保険労務士の事務所へ転職をしました。
そのとき、いくつか驚いたことがあります。それは・・・
- 若い社員でも全然パソコンが使えない
- 紙の書類ばかり
- ソフトを全然使いこなしていない
ということです。一応地元の中では大きい方の事務所で若い人もたくさんいます。それなのにこの現状ということに驚きました。
パソコンの簡単な知識があれば1時間で終わるような仕事に、1日かけているなんてことはザラです。
ですから元SEでパソコンを使える僕が入社したときは、かなり重宝されました。あなたが入社しても十分活躍できます。
SEと比べてきつくなく、ストレスが減るから
転職をしようとする社員がよく言われるセリフがあります。
「このくらいで根をあげるなら、どこに行っても同じだ」
確かにお金をもらって働く以上、どこの職場でもきついことやストレスはあります。
しかし労務のプロとして100社以上見てきてわかったことがあります。
「どの仕事も大変だけど、SEほどではない」
ということです。
現役SEの方ならわかると思いますが・・・
- 繁忙期には日をまたぐことなんて当たり前
- 月の残業時間が100を超えることは特別なことじゃない
- うつ病になる社員は結構いる
- SEとしての勉強+担当システムの業界の勉強も必要
こんなことってあるあるじゃないですか?
色んな業界や職場はありますが、ここまできついのはSEくらいです。
そんなSEを数年続けられたあなたなら、他の業界へ行っても十分やっていけます。
SE時代の知識を意外に活かせるから
僕はSE時代、社会保険に関するシステムを担当していました。それもあって、社会保険労務士事務所を転職先に選びました。
結果的にまったくの素人状態からよりも、少しだけスタートダッシュできました。
このように、SE時代に関わっていた業界と近いところへ転職をすると、まったくの素人よりも少し楽ができます。
僕の知り合いでSEから異業種へ転職した人も、関係している業界が多いですね。
Webエンジニアとして企業のホームページを作っていた人は、コンサル会社に入ってWeb関係を中心に担当してます。
意外なところでSE時代に勉強したことが役立つもんです。
まとめ|SEから異業種への転職がオススメな4つの理由
- 5年働けば100人に1人になれる
- 異業種ではIT化が進んでないから、活躍の場がある
- SEと比べると楽な職種が多い
- SE時代の知識が意外に役立つ
SEとしてやっていくことに不安が見えてきた人に向けて、異業種への転職も「アリ」だという理由を紹介しました。
体調面でも精神面でも不安がある方は、一度異業種への転職を検討してみてください。
僕がそうだったように、異業種の人たちは「元SE」という経歴を欲しがっています。そしてきついSE時代を耐え抜いた方なら、精神的なストレスはグッと減るはずです。
体調や精神を壊してしまう前に行動してみましょう。
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